以前から Microsoft のサポート ページ等で告知されていたとおり、2018 年 10 月 31 日より、Microsoft Office 365 での TLS 1.0 および 1.1 のサポートが廃止されます。
この影響により、AvePoint サーバー 製品が Office 365 に接続するハイブリッド環境についても、10 月 31 日までにアップデートが完了している必要があります。詳細については、以下の説明をご確認ください。
影響を受ける製品
.NET 4.6 以降のバージョンは TLS 1.2 に対応しているため、影響を受けるのは . NET 4.5 およびそれ以下のバージョンで構築されている以下の製品となります。
DocAve 6 SP10.1 およびそれ以前のバージョン
・ Office Connect 1.60 およびそれ以前のバージョン (該当のお客様は、1.70 に直接アップデートしていただくことが可能です。アップデート以外の設定・構成の変更は必要ありません)
・ Governance Automation 1.9 およびそれ以前のバージョン
・ どきゅなび Online (FSNO は 3 月のリリースで .NET 4.6 にアップグレード済みです)
・ AvePoint Meetings
・ AvePoint Records (オンプレミス版)
また、通信が安全に実行できる環境を維持するため、1.1 およびそれ以前のバージョンを搭載したブラウザーはブロックされます。更新による業務への悪影響を未然に防止するため、ブラウザーを更新することを推奨します。
なお、 AvePoint Online Services など、AvePoint の SaaS 製品 をお使いの場合は、対策は既に完了しておりますため、以下の変更・更新は不要となります。
対応策
この更新内容により、ご利用中の製品が影響を受ける場合は、以下の説明を参照ください。
- AvePoint 製品がホストされているサーバーの .NET バージョンを確認します。
- .バージョンが NET 4.5 および 4.5.1 である場合は、ご利用中の OS バージョンに適合した以下の更新内容をインストールしてください。
・ Windows 2008 R2
・ Windows 2012
・ Windows 2012 R2 - .NET 4.5.2 およびそれ以降のバージョンをお使いの場合は、以下の説明に従ってレジストリを更新してください。
・ Notepad.exe で、net46-strong-crypto-enable.reg という名前のファイルを作成してください。
・ 以下のテキストをコピー & ペーストしてください。• (64 ビットの場合)
・ Windows Registry Editor Version 5.00
・ [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\.NETFramework\v4.0.30319] “SchUseStrongCrypto”=dword:00000001
・ [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\.NETFramework\ v4.0.30319] “SchUseStrongCrypto”=dword:00000001• (32 ビットの場合)
・ Windows Registry Editor Version 5.00
・ [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\.NETFramework\v4.0.30319] “SchUseStrongCrypto”=dword:00000001 - net46-strong-crypto-enable.reg ファイルを保存します。
- net46-strong-crypto-enable.reg ファイルをダブルクリックします。
- YES (もしくは はい) をクリックして、レジストリを変更します。
- コンピューターを再起動すると、変更が反映されます。