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Build 2020、Teams オリジナル背景画像・マルチウィンドウ・挙手機能: 2020 年 5-6月の注目 M365 ニュース

2020 年 5-6 月の注目 Microsoft 365 情報・新機能
AvePoint ブログ読者の皆様、こんにちは。プロダクト マーケティング マネージャーの中村 太一です。今回の記事では、私こと中村太一の独断と偏見で、2020 年 5 月から 6 月前後、ここ 1 カ月の気になった Microsoft 365 の情報・新機能・アップデートなどを紹介します。

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【1】 Microsoft Build 2020 オンライン開催
5/19 (米国時間) から 2 日間、 Microsoft のイベント「 Microsoft Build 2020 」が開催されました。今年は新型コロナウイルスの影響でオンラインイベントになりましたが、無料ということもあり、参加された方も多かったと思います。

さて、基調講演を務めた Microsoft の CEO のサティア・ナデラ氏によれば、この 2 か月で 2 年分のDX (デジタル トランスフォーメーション) が実現されたとのことです。ただ、「アフターコロナ」「ウィズコロナ」「ニューノーマル」などの言葉が出てきている中で、2 年分進んだ DX は今後もそのまま進むのか? はたまた、元に戻ってしまうのか? 気になるところです。

Build 2020 で僕が特に気になったのは、「 Microsoft Lists ( Microsoft リスト ) 」が発表されたことです。

これは SharePoint がベースとなっており、 SharePoint リストの進化版とのことですが、サービスとしては独立するようですね。ただし、保存先は SharePoint のサイト内であるということで、 SharePoint のリストが不要になってしまうのか、共存する場合はどう使い分けるのかなど、まだ謎の多いサービスです。

Microsoft Tech Community のブログ記事 に英語ですが詳細が記載され、 YouTube の動画も視聴できるので、要チェックです。

また、 Microsoft Teams の新機能のアナウンスも数々ありましたが、特にテンプレートの機能は注目だと思います。これは、チーム作成時にあらかじめ用意されたテンプレートを利用できる機能で、テンプレートにはチャネルやタブやアプリが定義できるとのことです。

こちらも Microsoft Tech Community のブログ記事 に、YouTube 動画 (どちらも英語ですが) が載っています。

以上、Microsoft Build 2020 から 2 点ほど取り上げました。ただし、サービス・機能が展開されるにはまだ時間がかかる模様なので、今後に注目ですね。

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【2】 Microsoft Teams ビデオ会議の背景にオリジナル画像を追加可能に
先週あたりから展開されているようですが、Teams ビデオ会議の背景画像にオリジナル画像を「UI上から」追加できるようになりました。

20200608 01「UI上から」を強調したのは、実は背景画像の機能が展開された際から、「裏技」 的にオリジナル画像を追加できる方法がネット上に出回っていました。しかし、今回はその裏技を使わずに UI 上から追加できるようになっています。

これも、ただ単に背景をぼかすだけでなく、使い方によっていろいろ面白いことができる機能です。

例えば弊社では、会社用の背景画像を従業員に配布しています。僕もそうですが、その画像に自分の名前や所属などを追加して、顧客やパートナーとの会議の背景画像にするメンバーも見られます。これなら、顔と名前を憶えてもらいやすいですね。

【3】 Microsoft Teams のマルチウィンドウ機能
UserVoice でも投票数の多かった「マルチウィンドウ機能」 が展開されはじめましたね。これはチャットをポップアップ表示させて、メインウィンドウとは別のウィンドウで利用できる機能です。

よく利用する個人・グループ チャットをポップアップ表示させ、メイン ウィンドウで会議をするなど、効率的に利用できるかと思います。

ただし、現時点ではチャットのみが対象です。今後、オンライン会議がポップアップ表示される予定もあるようで、そちらの方が期待値が高いのではと思います。楽しみですね。
2020 年 5-6 月の注目 Microsoft 365 情報・新機能

【4】 Microsoft Teams の挙手機能
オンライン会議の表示最大人数が 4 人から 9 人に増えましたが、その機能展開とほぼ同じ時期に展開されたせいか、いまいち地味になってしまったのがこの挙手機能です。急に手のアイコンが表示されるようになり、ナニコレ? と思った方も多かったのではと思います。

2020 年 5-6 月の注目 Microsoft 365 情報・新機能これはそのものずばり、会議中に発言したいタイミングで挙手をするという単純な機能です。ただ、実際使ってみるとわかりますが、非常に地味に挙手をするんです。なのでそのまま使えば気が付かれないケースが多いと思います。

これは機能面だけで見ると微妙に思えますが、オンライン会議においてファシリテーターをしっかり立てて開催する場合は、ファシリテーターがしっかり挙手をチェックして会議を回すことで機能します。

つまり、オンライン会議においては更にファシリテーターの存在が重要になりつつあり、また同時にファシリテーター自体のスキルに、Microsoft Teams のこれらの機能を使いこなせることも必要となってくるのではないでしょうか。

【5】「 Office 365 グループ 」が「 Microsoft 365 グループ 」に
「Office 365 グループ」 という名称が、 「Microsoft 365 グループ」 に変更されます。弊社提供のコンテンツも直近のものから変更が行われていますが、 UI 上の名称変更も 6 月末から 9 月末までと、時間をかけて徐々に行われるようです。名称は正確なコミュニケーションをとる上で結構重要だと思いますので、名称変更の過渡期は気を付けないといけませんね。
2020 年 5-6 月の注目 Microsoft 365 情報・新機能

【おわりに】
2020 年 5-6 月の注目 Microsoft 365 情報・新機能 はいかがでしたでしょうか? このブログでは、今後もこのような新機能・注目ニュースの発信・分析を行っていきたいと考えておりますので、どうぞお楽しみに!

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