水曜日, 7月 17, 2024
ホームサポート2022 年 11 月 AOS(SaaS 製品)の最新アップデート・新製品のご案内

2022 年 11 月 AOS(SaaS 製品)の最新アップデート・新製品のご案内

本記事では、11月にリリースされた弊社の AvePoint Online Services (以下、「AOS」) の新しい機能やサービスを紹介したいと思います。

弊社の AOS は、2ヶ月毎に新機能をリリースしており、次回のアップデートは 2023年1月8日となります。

今回は特に変更が多い、Cloud Backup と Cloud Governance を中心にご紹介させて頂きます。

 

AOS 機能アップデート① AvePoint Cloud Backup (ACB)

1.   ACBの新UI

今回のリリースでは、ACB の UI がフルアップデートされました。新しい UI に切り替えるには、古い UI の左下にある「今すぐ試す」ボタンをクリックしてください。

1

新 UI の画面は以下となります。

2

メイン画面より保護対象のオブジェクト数が確認できたり、ジョブ履歴の表示が簡単にできるようになりました。

2.   バックアップ対象サービス追加

上記の画面のように、今回、Teams チャット、PowerBI に対して、バックアップ&リストアが可能な機能が追加されました。2023 年の前半には、Power Platform、Power Automation に対する機能が追加される予定です。

Teams チャットに対してバックアップを取得する場合、Export API にアクセスできるカスタムアプリプロファイルを構成する必要がありますので、手順等につきましては、AvePoint サポートにお問い合わせください。

3.   Microsoft 365 異常なアクティビティ分析レポートの対象となるサービスが追加

ランサムウェア検出機能については、これまで OneDrive for Business のみ対応していましたが、SharePoint Online についても可能になりました。
最近、M365 利用企業を狙ったフィッシング攻撃や、ランサムウェア感染が増えている傾向もあります。是非ご活用ください。

3

4.   共有チャネルに対するバックアップ機能

現状はプレビューバージョンではありますが、共有チャネルに対するバックアップ機能が追加されました。

4 1

5.   隠しリスト・フォルダーはバックアップ範囲から除外

SharePoint サイト(SharePoint Online サイト、Teams チームサイト、Group チームサイト、Yammer コミュニティサイト、Project Online サイトを含む)内の隠しリスト、またメールボックス (Exchange Online メールボックス、グループ メールボックス、および Teams グループ メールボックスを含む) の隠しフォルダは、パフォーマンス向上のためバックアップ範囲から除外されるようになりました。

非表示リストをバックアップに含めたい場合は、AvePoint サポートにお問い合わせください。

6.   ReCenterの対象サービスの追加

今まで、OneDrive for Business と Exchange Online が ReCenter の対象でしたが、今回、SharePoint Online、Microsoft Teams、Microsoft 365 グループに対して、リストア機能を提供するようになりました。

Microsoft 365 グループや Teams の所有者、SharePoint Online の場合、サイトの所有者グループに入っているユーザーが、検索とリストアが可能となります。

 

Cloud Backup 関連コンテンツ

【ブログ】AvePoint の「Cloud Backup for Google Workspace」を導入すべき 4 つの理由

【ブログ】Salesforce のバックアップにはサードパーティ ソリューションを

【eBook】ランサムウェア対策チェックリスト-データ損失を防ぐコツを無料eBookで解説

【ウェビナー】ISMS取得企業必見! ISO27001改訂で求められる クラウド時代の データセキュリティセミナー

 

AOS 機能アップデート② AvePoint Cloud Governance (ACG)

1.   動的サービスにサイトコレクションの作成を追加

9月にリリースされた動的サービスに新たな機能が追加されました。

動的サービスでは、MyHub の申請画面において分岐条件(選択式の質問項目)を提示し、ユーザーの回答に応じてサービスの挙動を変更することで、申請項目(メタデータ)や作成されるチーム/サイトの設定を変更することが可能です。

9月のリリース時はチームとライブラリのみ作成可能でしたが、今回新たにサイトコレクションが作成可能となっております。

5

2.   チームの「動的メンバーシップ」 で設定可能なルールを制御する機能を追加

ACG の動的メンバーシップでは定義したルールに応じてチームのメンバーを自動的に変更することが可能です。

通常チーム(M365グループ)にはセキュリティグループを紐づけることができませんが、動的メンバーシップを利用することで、紐づけたセキュリティグループのメンバーの変動を定期的にチームに反映することができます。

様々なルールを構成可能な動的メンバーシップは便利な反面、ユーザーの申請画面が少し複雑になってしまうという懸念がありました。

今回のアップデートにより、管理者側で予めルールを構成することで、ユーザーの申請画面を簡略化することができるようになっております。

動的メンバーシップで構成したいルールが限定されている場合は大変便利な機能となります。

6

3.   MyHub のタブの非表示設定機能を追加

ACG のユーザーインターフェースとなる MyHub のタブを非表示化する機能が追加されました。

これまで MyHub のタブは画一化されており、利用形態に合わせタブを非表示化することができませんでした。

今回の機能追加により、必要に応じたタブのみ表示することが可能となり、より使いやすいインターフェースへと進化しました。

7

Cloud Governance 関連コンテンツ

【ブログ】Microsoft 365 グループの管理で最も多い 5 つのミス

【ウェビナー】今あらためて確認! Microsoft Teams で外部コラボレーションをするメリットと注意点

【ウェビナー】今さら聞けない!? SharePoint のアクセス権限について Microsoft MVP に教わろう!

【eBook】Microsoft 365 と Teams における外部共有とゲストユーザーアクセス管理

【eBook】Microsoft 365 ガバナンス自動化入門

 

その他の重要な機能アップデート

FLY SaaSで、オンプレミス環境での Exchangeサーバーから、Microsoft 365 Exchange Online への移行機能が追加されました。

FLY Server のように、オンプレミス環境にサーバーを構築したり FLY Agent をインストールする必要なく、FLY SaaS を利用して Microsoft 365 Exchange Online へ移行することが可能になりました。

 

以上、2022 年 11 月 AvePoint Online Serveces のアップデート情報でした。

 

関連記事

2022年10月 Microsoft 365 の新機能・情報をチェック! Microsoft Ignite 2022 で盛りだくさんの新情報! & Microsoft Stream の過渡期大きな一歩

Most Popular

Recent Comments