Alegri、DocAve® の使用により SharePoint 2010 への移行期間を5か月削減
クリティカル ニーズ
- SharePoint 2007 環境から SharePoint 2010 へのセキュ アな移行を促進
- 粒度の高い移行により、古いデ ータや使用しないアイテムを新環 境から排除
- 移行ジョブを自動化・スケジュー ル化し最も使用される時間帯を 外すことで、ビジネスへの影響を 最小化
“SharePoint 2010 への移行移行作業が DocAve によってこれほどシンプルで簡単なものになるとは想像もしていませんでした”
Alegri では、SharePoint プラットフォームがリリースされた 2001 年から今に至るまで本製品を使用し続けています。初期の頃の Alegri にとって SharePoint は内部向けにも 外部向けにも欠かせないツールでした。社内においてはコラボレーション プラットフォームとし て、またドキュメント ストレージ、社内イントラネット、ECM システムとして SharePoint が 活躍すると同時に、顧客向けの Web サイトもまた SharePoint テクノロジーを使用して 作成されていたのです。従業員にも顧客にも活用されていた Alegri の SharePoint はお よそ 250 人のエンドユーザーを抱えており、その環境はバーチャル フロント エンド サーバー、 検索サーバー、物理 SQL サーバーで構築されていました。
また Alegri は SharePoint サービスに特化した IT コンサルタ ントとしての立場から、最新のテクノロジーをクライアントに提供す る前にまず自社内で使いこなせるようにならなければならない、と いう責任も抱えています。業界のトップとして、また技術戦略のプ ロとして最新テクノロジーを受容するという重要な役割と同時に、 Alegri は現行の Microsoft Office SharePoint Server 2007 から SharePoint 2010 へと移行する必要性を感じて いました。自身も構築している SharePoint を基盤とした社内 プロセスをさらに向上させる能力を SharePoint 2010 は持っ ていたからです。
しかし、SharePoint プラットフォームをはじめとする Microsoft テクノロジーの専門家としての膨大な経験から、SharePoint の 移行は非常に複雑で、かつ適切な処置を誤ればビジネスに多 大な影響を与える可能性を抱えていることを Alegri は熟知し ていました。また彼らは、データの新環境への移動やアップグレー ドをスケジュール化しカスタマイズすることは既定のツールだけでは 難しいこともわかっていました。営業時間内に移行プロセスを実 行すれば環境全体に被害を与えるばかりでなく、プラットフォーム の遅延やビジネスの阻害、ひいてはエンドユーザーのエクスペリエ ンスにも悪影響が出てしまいます。
Alegri で使用していた SharePoint 環境では様々なカスタム がなされており、既定のツールでの移行はほぼ不可能な状態で した。加えて Alegri ではこの機会に既存 SharePoint 設計を再構築し、もはや使用されなくなっている古いデータを排除して ストレージとしての能力を最大限発揮したいという狙いもあったのです。
移行作業において Alegri が掲げた目標は詳細かつ理にかなっ たものでしたが、それを SharePoint の既定ツールで実現しよう とするには限界がありました。無理に強行すればプロセスが複雑 化して困難になるばかりでなく、下手をすると仮に移行環境が完 成しても彼らの全く望んでいない形に出来上がってしまうという危 険性もあったのです。最終的に Alegri は SharePoint 移行を成功に導くべく、サードパーティ ソリューションの助けを借りること を決断しました。
Alegri 社の担当者はいくつかのサードパーティ製品を検討した後、最終的に AvePoint の DocAve アップグレード&移行 for SharePoint を選択しました。当時既に AvePoint のパートナーでありリセーラーでもあった Alegri は DocAve の革新的で信頼 性の高いデータ移行ツールに詳しく、関連メタデータを保持したまま 個別のアイテムを高い粒度で移行できるという本製品の機能を高 く評価していたのです。このツールを使用すれば新しい SharePoint 環境への移行作業を自動化できると同時に、既存 ストレージに眠っていたコンテンツの価値を最大限に活かすことができると考え、Alegri は DocAve の導入を決定しました。
スムーズ・シンプルなインストールの後、すぐに Alegri は DocAve のプレスキャン ツールを開始します。このツールにより移行を実際に行う前にデータの詳細な分析を行うことができ、移行対象外のコンテンツさえも個別レポートを生成することができました。「DocAve により、新しい環境にどのデータを移し、どのデータを移さないか、はっきりと確認することができました」 Alegri シニア コンサルタント・ IT マネージャーの Guido Klein 氏は語ります。「プロジェクト全 体に行き渡る DocAve のコントロールを私たちは非常に信頼していました。私たちが検討した他のツールではこれほどのコントロール を実現することはできないため、大きな危険を孕んだ移行プロセス となってしまったことでしょう」
DocAve による最小単位移行機能は、Alegri が望んでいたもう 1 つの目的であるデータのプルーニングも同時に解決しました。 「DocAve によってデータをシステマチックに整理し、新環境へ移 行しないものを排除できました。この機能のおかげで私たちは想定 していたよりもはるかに短い期間で作業プロセスを完了することができたのです」
プレスキャン プロセスが完了すると同時に Alegri は DocAve の 使用を開始し、スケジュール機能を活用して移行作業を実行しま した。この機能を使うことで移行プロセスを営業時間外に設定でき たため、ビジネスへの影響を全く受けずに作業を進行することができたのです。「DocAve のスケジュール機能は完璧でした。エンドユ ーザーは移行作業が進んでいることすら気づいていなかったと思い ます」 Klein 氏は語ります。
100 GB を超える量のデータを、カスタム情報やメタデータ、フィ ールド値などを完全に保持したまま新環境へと移行するというプロジェクトが完了したとき、Klein 氏は当初 6 か月を予定していた作業期間が 1 か月で完了したことに驚きました。これだけの時間が削減できたことで、Alegri は SharePoint 2010 の新機能や能力を 5 か月も前に活用することができるようになったのです。結果的に彼らは今回の投資によるリターンの大きさを実感することになりました。
SharePoint ソリューションを提供する立場として、 SharePoint 2010 への計画的な移行を成功に導くためには サードパーティ ソリューションが不可欠だということを Alegri は理 解していました。フレキシブルなスケジュール機能や最小単位の 移行、プレスキャン ツール、そして何よりも SharePoint データ の完全忠実な移動を実現することのできる DocAve アップグレ ード&移行 for SharePoint は彼らにとって最適なソリューショ ンとなったのです。DocAve によって得ることができた時間を活用 し、Alegri は予想よりもずっと早く SharePoint 2010 のポテ ンシャルを享受することが可能になりました。「私は当初、 SharePoint 2010 への移行作業が DocAve によってこれほ どシンプルで簡単なものになるとは想像もしていませんでした」 Klein 氏は語ります。
移行プロセスの過程で彼がもう 1 つ感動したのは AvePoint の グローバル技術サポートでした。サポートチームは常に迅速な電 話対応とわかりやすいアドバイスを提供してくれたといいます。
SharePoint 2010 への移行作業が想像を超える成功に終わったことをうけ、Alegri では SharePoint インフラ環境の活用を 目指してさらなる AvePoint のソリューションを導入することを計 画しています。ビジネス インテリジェンスの向上のために DocAve レポート ポイントを、より洗練されたストレージの最適化のため DocAve アーカイバを、それぞれ近日展開する予定で す。
Alegri インターナショナル グループは、Microsoft 製品における CRM や ビジネス インテリ ジェンス、プロジェクト管理、ECM/DMS、IT 管理、ソフトウェア開発などを専門とする、IT コンサルティング界を代表的する企業です。業界を牽引する存在として、大中規模の会社 を対象にプロフェッショナルな戦略と運営ソリューションを実現しています。2001 年に設立、 現在は 160 名の従業員とヨーロッパ内に 6 つの営業所(本部ミュンヘン、シュトゥットガル ト、フランクフルト、ケルン、ウィーン、ロンドン)を抱えています。