American Speech-Language-Hearing Association、DocAve® を使用し Microsoft® SharePoint® 2010 の 完全忠実なデータ リストアを実現
クリティカル ニーズ
- SharePoint サイト、リスト、アイ テム、その他データの完全忠実な リストア
- IT チームへの依頼やサーバーに 直接アクセスする必要のないデー タ リストア作業
バックアップ & リカバリー
“DocAve には 本当に助けられています”
ASHA では 2005 年に組織内イントラネットとして Microsoft SharePoint 2003 を導入しました。現在では Microsoft SharePoint 2010 が採用されており、会社情報や社内カレンダー、従業員規約などを保管する組織内の情報ポータルとしてだけでなく、約 250 人のナレッジ・ワーカーによるコラボレーションの場としても活用されています。SharePoint サ イトは各部署ごとだけでなく複数部署にまたがるチームに対しても提供され、ドキュメントの共 有やコラボレーションに活用されて生産性の向上に大きく貢献しています。
また組織の SharePoint は内部スタッフだけでなく、外部の役員や委員会メンバーとのコミュニケーションの場としてのエクストラ ネット・ポータルも備えています。現在は約 1,500 人が特定のサ イトへのアクセス権限を付与されており、ミーティング資料などの共有に使用しています。内部ナレッジ・ワーカーと同様外部メン バーも SharePoint ポータルにすぐに慣れ、現在では調査デー タの確認や議論の場として積極的に活用されるようになりました。
しかし組織内のイントラネット管理を担当している Katrin Weixel 氏は SharePoint 2003 を導入した直後から ASHA 環境内でのデータ保護、特にデータのリストアに関連するソリューションが不足しているのではないかと感じていました。
「サイ ト レベルでのコンテンツのリストアには当時 Microsoft FrontPage を使用していましたが、エンドユーザーが期待するように粒度の高いコンテンツを全レベルで実行できる、より柔軟なソ リューションが欲しいと思っていました」 Weixel 氏は話します。 「当時私に与えられていた選択肢には、例えば SharePoint 既定の完全データベース リストア機能がありました。しかしこれは サーバーへの直接アクセスが必要になるため、どうしても IT チー ムへの作業依頼が必要になります。そのためリストア作業は丸一 日以上かかってしまうのです」
ASHA エンドユーザーが期待するような SharePoint データのフレキシブルなバックアップ機能と迅速なリストア作業を同時に実現するべく、Weixel 氏と ASHA IT 担当者たちは、サードパー ティのソリューションを導入することを決定します。
Weixel 氏は、SharePoint に関する勉強会やウェビナー、オンライン討論などに参加するうち、あるソリューションの名前をよく耳にすることに気づきます。それは AvePoint の DocAve ソフトウ ェア プラットフォームでした。DocAve はそれぞれ独自に展開可能な 30 以上のモジュールとそれを統合するブラウザ ベースのインターフェイスから成るソフトウェア プラットフォームです。全体で機能する統合的な構造を持ちながらも、それぞれのモジュールを単体で購入、展開することも可能です。
「AvePoint ソリューション についての数多くの評価を受け、私たちはデモ製品の導入を決 めました」 Weixel 氏は語ります。「デモは 14 日間限定のトライ アル版でしたが、私たちの予想をはるかに超えたバックアップ能力 を発揮してくれました」
ASHA が抱えるデータ保護の問題を解決すべく、 ASHA IT チー ムはまず DocAve バックアップ&リカバリーを採用しました。バック アップ&リカバリーは SharePoint の迅速かつフレキシブルなバック アップ ソリューションを提供します。メタデータやセキュリティ、バージョン履歴などは全て保持したまま、個別コンテンツから SharePoint 全体の環境に至るまで、完全忠実なバックアップとリストアを実現します。
「DocAve の素晴らしいところはメタデータがしっかり保持されること、それと何よりも使いやすいことですね」 Weixel 氏は語り ます。「DocAve を使うと、SharePoint コンテンツのリストア作業は 15 分もかからないのです」
ASHA では、サーバーへのアクセスは基本的に IT チームにしか権限がありません。ところが DocAve 導入の結果 Weixel 氏は自 ら SharePoint バックアップにアクセスすることでコンテンツのリストア作業を実行することができるようになりました。「例えばドキュメントの旧バージョンを本番環境にリストアしたい、という緊急の要請が来ても、今では数時間もあれば実行することができます」 Weixel 氏は話します。「DocAve は、私にとってのセーフティ―ネットのよう なものですね」
DocAve は、先日発生した SharePoint 設定ミスによる障害の際も大きく活躍しました。ASHA 環境内のあるチームサイトのライ ブラリで、ドキュメントのバージョンが過去 5 つ分しか保存できない設定になっていたのです。この時 Weixel 氏は DocAve を使用 して過去のバックアップにアクセスし、無事にドキュメントの過去のバージョンを手に入れただけでなく、そのライブラリのバージョン履歴の設定を正しく設定しなおすこともできたのです。
「SharePoint の既定機能ではこのようなことはできませんでした」 Weixel 氏は語ります。「問題が発生しても、DocAve を使えばあっという間に解決できるようになりました。おかげでエンドユーザーの皆も助かっているでしょう」
SharePoint プラットフォームを内部ナレッジ・ワーカーと外部メン バーが同時に使用できる統合ツールとして活用していく中で、 ASHA では SharePoint 環境や重要データの効率的なバック アップ機能に加えて、誤って削除されたデータの完全なリストア機能が求められていました。DocAve の導入によってこれらの問題が解決しただけでなく、Weixel 氏は IT チームへの作業依頼をかけることなく自らエンドユーザーのリストア要求に直接対応することができるようになり、全体的な稼働の能率化とエンドユーザー 業務への影響の最小化を達成することができました。
Weixel 氏はまた、SharePoint リストを別のサイト コレクションへ移したい時 [別の場所へリストア] 機能をよく使用するといいます。「リス トを別のサイトやサイト コレクションへ移動させたいという依頼はよくあるので、[別の場所へリストア] 機能は私が最もよく使う機能だと思います。メタデータやバージョン履歴を保持したままリストを移動できるので、とても便利です」
環境は SharePoint 2010 へアップグレードされ、エンドユーザ ーも慣れてきたとはいえ、データ リストアの問題がなくなることはありません。しかし、DocAve がある今、ASHA にとってはこれも問題ではなくなりつつあります。
「SharePoint を 2010 へアップグレードした後、DocAve のありがたさを実感しています。今までのように IT チームに頼らずともユーザーからの依頼に対応できるようになったのが大きいですね」 Weixel 氏は語ります。「また、以前 AvePoint のサポートに問い合わせることが何度かあったのですが、とても素晴らしい対応をしてくれました。最近も多少入り組んだ問題が起きた際に助けてもらったのですが、メールはすぐに返信してくれますし、トラブルシューティングが必要な際にはすぐに Web 会議を設定していただき、設定の変更などを手伝ってくれました。彼らは毎回私たちの想像を超える働きを見せてくれるので、今後問題が発生したとしても彼らがサポートしてくれると思えば心強いですね」
The American Speech-Language-Hearing Asociation (以下 ASHA) は、米国をはじめとする様々な国の病理学者、聴覚訓練士、言語研究者で構成された 150,000 人のメンバーを擁する、プロフェッショナルかつ科学的な団体です。ASHA の目 指す理念は、病理学者、聴覚訓練士を中心に、認知言語学に携わるすべての研究者を支援し、コミュニケーション科学を推進することでコミュニケーション障害を抱える人々の成長を助け、更なるヒューマン・コミュニケーションの発展を実現することです。