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Microsoft / Office 365 Backup
ハイライト
・Microsoft 365上のデータを長期保管できるソリューションとして、複数製品比較の上AvePoint Cloud Backupを採用
・Microsoft 365+AvePoint Cloud Backupで、ファイルバックアップに関わる人的作業がゼロに
・AvePoint Cloud Governanceも導入し、Microsoft 365利活用を関係会社全体で推進予定
すべてのデータをMicrosoft 365へ集約してバックアップの仕組みもAvePoint Cloud Backupに一元化することで、データ保護に関わるリスクは大幅に軽減されました。情報システム担当としても、バックアップがクラウド上にきちんと定期的に取れている安心感は、AvePoint Cloud Backup導入の大きな効果だと考えています。
Customer Interview
重要な業務データの長期保管にAvePoint Cloud Backupを採用 Microsoft 365の利活用促進にも寄与
食の豊かさを守り、食の楽しさを開拓しつづける旭食品グループ
旭食品株式会社(本社高知)は 1923 年 創業の食料品卸売業の会社です。加工食品・冷凍食品・チルド食品・酒類・菓子・家庭用品の卸売業。その他、酒類・惣菜・弁当類の製造販売、水産物の加工販売、酒類卸、料飲店および飲食店等への販売、海外商品の輸入販売、環境事業・売電事業を行うグループ会社等、食以外の様々な事業も展開しています。
クラウド利用時もユーザーにデータ保護責任、SaaS型でUI完全日本語化のバックアップ製品を選定
旭食品では、オンプレミスのMicrosoft Officeライセンスをリプレースする形で2020年にMicrosoft 365の利用を開始しました。まずは各支店のITキーマン向けに教育を実施した上で順次全社展開し、現在ではメールやTeamsでのコミュニケーション、ドキュメント共有など、日々の業務に欠かせない重要なシステムとして全社員がMicrosoft 365を活用しています。
Microsoft 365の導入はスムーズに進みましたが、最適な運用を検討していく中で、新たな課題も顕在化しました。ロジスティクス本部 情報システム部の村田 慎弥氏は次のように説明します。
「クラウドサービスであるMicrosoft 365を利用すればバックアップ対策は不要だと考えていたのですが、セミナーなどに参加して情報収集を進める中で、クラウドであってもデータの保護責任はユーザー側にあり、Microsoft 365の標準機能ではデータを一定期間しか保持できないことを知りました。このままでは、退職者が作成した資料を参照したいといったリクエストや、監査上の要求などに対応できないケースが発生しうると認識し、長期に渡りデータの保管ができる何かしらのバックアップソリューションを入れる必要があると考えました」
Microsoft 365のバックアップソリューション採用にあたっては、日本マイクロソフトからも情報提供を受け、複数のソリューションを比較検討。SaaS型のソリューションで、バックアップ取得に伴うネットワーク負荷を考慮する必要がなく、インターフェースが完全日本語化されていることを評価し、AvePoint Cloud Backupを採用しました。村田氏は「AvePointからの提案を受ける中で、AvePointの営業やエンジニアメンバーがMicrosoft 365に関する知識が豊富と感じ、その点でも安心感がありました。検証環境もすばやくご提供いただき、1ヶ月ほど検証を実施した上で導入を決定しました」と振り返ります。
Microsoft 365 + AvePoint Cloud Backupで、ファイルバックアップに関わる人的作業やファイルサーバの保守費用がゼロに
従来のデータバックアップの仕組みとしては、部門ごとに設置した合計50台以上のファイルサーバをオンプレミスで運用。データバックアップの作業は、各部門が月に数回、手動で行っていたといいます。Microsoft 365とAvePoint Cloud Backupの導入に伴いファイルサーバ内のデータは2024年度に順次Microsoft 365へ移行するとともに、そのデータはAvePoint Cloud Backupによって自動的にバックアップされることとなります。その効果について、村田氏は次のように語ります。
「従来発生していたファイルのバックアップに関する人的作業はゼロになる予定です。これにより各部門の業務負荷は大きく下がりましたし、ファイルサーバの保守費用も必要なくなります。また、これまでバックアップ作業を各部門に任せていたことで、バックアップの確実性や情報漏えいなどセキュリティ面のリスクに関する懸念もありました。すべてのデータをMicrosoft 365へ集約してバックアップの仕組みもAvePoint Cloud Backupに一元化することで、データ保護に関わるリスクは大幅に軽減されました。情報システム担当としても、バックアップがクラウド上にきちんと定期的に取れている安心感は、AvePoint Cloud Backup導入の大きな効果だと考えています」
AvePoint Cloud Governanceも活用したMicrosoft 365利活用推進とグループ内展開
旭食品ではさらなるMicrosoft 365の利用活性化も見据えて、2024年3月にMicrosoft 365の運用管理を効率化するツールであるAvePoint Cloud Governanceの導入も決定しました。今後、Teamsを社外ユーザーにも開放し、同社のビジネスエコシステム内のコミュニケーション/コラボレーションをより円滑にしていく方針だが、これに伴い、Teams内のチームやメンバー等を必要に応じて随時きめ細かく棚卸しできる仕組みを実装していく。AvePoint Cloud Backupの導入は、こうした取り組みの基盤にもなっており、Teamsの利活用加速にも寄与していると村田氏はコメントしています。
「外部ユーザーにTeamsを開放する際は、管理と自由さのバランスを取っていく必要があると考えています。許容するリスクを踏まえて安全を担保する手段として、AvePoint Cloud BackupとAvePoint Cloud Governanceがキーになると考えています。セキュリティリスクを考えれば、不要なユーザーは適切なタイミングで削除していくべきで、削除してしまったユーザーのデータが必要となったときも、バックアップからリストアの手段が確保されています。ユーザー・ドキュメントのライフサイクル管理を適切に回していけそうだという手ごたえがあります。AvePoint Cloud Backupによる自動バックアップの仕組みを導入したことがTeamsの外部共有を開始するという判断を後押しし、Microsoft 365の利活用を加速させていると感じています」
最後に、村田氏は次のように将来の展望を説明しています。
「旭食品では、Microsoft 365とAvePointソリューションの組み合わせにより、ユーザーの生産性向上とセキュリティ強化が実現できました。今後は関連会社にも同様の取り組みを広げ、関係会社全体でMicrosoft 365をより安全かつ効率的に活用していく計画です。その際にもAvePointのソリューションは私たちにとって必要不可欠な存在です」