COVID-19 を受け、Cloud Governance と Microsoft Teams を展開することで自宅作業環境を整えた Metropolitan Council
クリティカル ニーズ
- 単一のテナントに対して複数の Teams プロビジョニングが可能な機能
- Teams 内のコラボレーションを安全かつコンプライアンスに準拠させ、監査を可能にするソリューション
- リモート作業の急激な増加に問題なく対応できるソリューション
「COVID-19 を受けてミネソタ州知事が学校を閉鎖して以来、組織内で Teams をより利活用するために AvePoint Cloud Governance の利用を 2020 年 3 月 15 日に開始しました。まだ未処理の項目も残っていますが、展開プロセスは問題なく機能しています。おかげで Teams の作成率が 1 週間で 20 % も増加しました。」
Metropolitan Council は地域の政策立案・計画機関として、ミネソタ州で最大規模の都市圏であるTwin Cities へ必要不可欠なサービスを提供し、Metropolitan Council とその 5,000 人の職員に重要なサービスとインフラストラクチャを提供しています。Metropolitan Council が提供しているサービスには、Metro Transit のバス・鉄道システム、Metro Mobility、Transit Link、排水処理サービス、公共公園の管理などがあります。質の高い住民生活を保証するため、企業やコミュニティ向けに手頃な価格の住居も用意しています。
Metropolitan Council では、AvePoint 製品を利用した SharePoint 2010 から SharePoint Online への移行に続き、2019 年 7 月に Microsoft Teams の展開を開始しました。
「SharePoint サイトを再編成および再構築するにつれ、Teams とのコラボレーション ニーズが高まり、Teams への移行の必要性を感じました。以来、Teams 内で利用可能な機能を徐々に展開してきました。」 と、Metropolitan Council で ECM アーキテクトを務める Jeff Godderz 氏は語ります。
Metropolitan Council では、Microsoft Teams の展開をサポートするソリューションとして AvePoint Cloud Governance の利用を決定しました。導入の決め手となったのは、命名規則やライフサイクル管理、権限ポリシー、所有権といった Teams または SharePoint サイトの重要なガバナンス コンポーネントを自動的に実行できる機能です。加えて、議会の各部門に合わせたより詳細なプロビジョニング プロセスを必要としていました。
「議会には 5 件の部門がありますが、どれも異なる性質を持ち合わせており、Teams のセルフ プロビジョニング管理に関しても異なる意見を持っていました。」 と、Godderz 氏は語ります。「ある部門ではセルフ サービスでの Teams 作成を有効にしたく、別の部門では Teams 作成に IT 部門への承認を義務化するよう求めていました。加えて、どの部門でも出来るだけ迅速にリソースを取得できるよう、より多くの権限を必要としていました。」
当初は AvePoint Cloud Governance を段階的に展開し、Microsoft Teams ガバナンスの強化を図る計画でした。しかし 3 月から COVID-19 が米国でも広がりをみせ、ミネソタ州を含む各州知事は州職員に対して、自宅作業命令を出しました。
「COVID-19 を受けてミネソタ州知事が学校を閉鎖して以来、組織内で Teams をより利活用するために AvePoint Cloud Governance の利用を 2020 年 3 月 15 日に開始しました。」 と、Godderz 氏は語ります。「まだ未処理の項目も残っていますが、展開プロセスは問題なく機能しています。おかげで Teams の作成率が 1 週間で 20 % も増加しました。」
Metropolitan Council では質問フォームを利用して、5 件の異なる Teams テンプレートのうち最も適したタイプへと各ユーザーに誘導しています。各テンプレートには、利用ケースに合わせたガバナンス ポリシーも用意しています。
「展開に際して困難だったことは、我々のセキュリティ チームのニーズと、エンド ユーザーのニーズのバランスをとることでした。」 と、Godderz 氏は語ります。「エンド ユーザーが必要なデータを自身で取得できる環境が理想的でした。Cloud Governance ツールを利用することで、実現に向けてセキュリティ チームとより迅速に動き出すことができました。」
たった一夜の間に起きたこの成功体験は、Metropolitan Council と AvePoint 社内エキスパートによる綿密なコラボレーションにより、Advanced Quick Start サービス契約の一環として実現したものです。
Advanced Quick Start サービスでは、プロビジョニング、ライフサイクル管理およびレポートに関して、特定の利用ケースをデザインおよび実装することも可能です。サービス リクエストを監査、および全体としてコンプライアンスに準拠するために適切なレポートを設定することが重要でした。
AvePoint では Cloud Governance の展開後、予定通り 2 か月でプロジェクトを完遂しました。その結果、以下の成果を挙げることができました。
AvePoint は、デジタル トランスフォーメーションを目指す企業・組織に、Microsoft 365 ソリューションの移行·導入サービスと補完製品を全方向的に提供するソリューション ベンダーです。「情報プラットフォーム利活用の推進」「働き方改革」「TCO 削減」 など、業種・業界に応じたニーズを、全世界 16,000 組織・700 万人のユーザーに提供しています。