FLY を活用して Slack から Teams へ 120 GB の移行に成功した PureSEO
クリティカル ニーズ
- 統合性の高い単一のプラットフォームを活用し、時代に応じたコミュニケーション スタイルを形成できるソリューション
- Slack のチャネルから、Teams 内のチームへ会話履歴をすべてそのまま移行できる機能
「私は個人的に Teams や FLY を利用したことがありませんでしたし、Slack から Teams へ移行することでどんなメリットがあるのか考えたこともありませんでした。しかし無償試用版だけでも AvePoint 製品の高いパフォーマンス性が実感できました。FLY のユーザー インターフェイスは使いやすく、関連ドキュメントもすぐに理解できました。」
PureSEO は、APA において最大規模を誇る独立デジタル マーケティング エージェントで、Google のプレミア パートナーです。同社は、企業向けオンライン検索ランキング、コンテンツ制作、Adwords 戦略のサポートを提供しています。76 名のユーザーが在籍し、ニュージーランドのオークランドを拠点としています。
COVID-19 によるロックダウンを受けて、PureSEO でオペレーション システム マネージャーを務める Joel Madden 氏は、Slack から Teams への移行はコスト節減やオペレーションの改善につながると考えました。
「我々は Microsoft Suite 製品用のライセンス料、および Slack も含めて年間で 6,000 ドルを支払っていました。」 と、Madden 氏は語ります。「しかし Slack では一度に通話できる人数に制限があったため、特に社内での会議はほぼ使えない状態でした。このため、8×8 と呼ばれる別のプログラムを利用する必要がありました。Zoom の利用も検討しましたが、無料バージョンでは機能に制限があり、有料バージョンを利用するために別途支払うことは避けたいとの思惑がありました。」
クラウド統合には、他にも利点がありました。「加えて我々はプログラム、パスワード、システム メンテナンスにかかる手間を一元化し、Microsoft 365 のコア製品に絞りたいと考えていました。」 と、Madden 氏は語ります。
PureSEO では Slack 内に 120 GB 分のデータが格納され、それらのデータを Teams へ移行することを検討していました。加えて移行したいデータは、チャット プラットフォーム内に保存されているファイルだけではありませんでした。
「我々が以前 Slack を利用していた際、個々のクライアントに対してそれぞれの Slack チャネルを用意していました。このため、820 件ものチャネルが作成されていました。」 と、Madden 氏は振り返ります。「今回の移行で我々が最も重視したことは、これらのチャネルごとに保存された会話履歴やファイルをすべて移行できるか、という点です。ファイル保護の観点からもチャネルを活用していたので、クライアントの NDA、契約書類などすべての重要なドキュメントをチャネルに保存していました。」
他のプロバイダーは経験が浅く、会話履歴をそのまま Teams に移行することは非常に困難で、移行に高額なコストがかかってしまうか、または HTML ファイルとして会話履歴をエクスポートする方法しかありませんでした。
「我々は多くのソリューションを検討しました。最初に連絡をとった外部の IT チームでは、今まで Slack から Teams への移行を経験したことがなく、我々も不安ですべてを一任することはできませんでした。」 と、Madden 氏は語ります。「他のベンダーとも連絡をとりましたが、見積額は 35,000 ドルとなりました。加えてその移行計画は、Slack から HTML として会話履歴をエクスポートし、その HTML ファイルを Teams のチャネルにアップロードするというものでした。」
Madden 氏は AvePoint FLY ソリューションにたどり着き、自社で移行するという選択肢について検討を開始しました。
「オンラインで調べていた際に FLY を見つけ、無償試用版の利用を開始しました。FLY はまさに我々のニーズを満たしてくれるソリューションでした。」 と、Madden 氏は語ります。「FLY はコスト パフォーマンスが非常によく、ドキュメンテーションも明瞭でした。HTML 添付ファイルとして会話履歴を保持することはできませんが、移行先の Teams へ会話履歴をそのまま移行できる点が助かりました。全員がオフィスへ戻って HTML の会話履歴ファイルを確認するより、よほど効率的です。」
Madden 氏はディスカバリー フェーズの期間中、Slack の社内機能と FLY 機能の両方を利用していました。
「私は主に Slack の分析ツールを使用してチャネルごとの最終使用状況を確認し、移行の必要があるチャネルを選別していました。しかし同時に、ディスカバリー フェーズ・エンド フェーズの際に AvePoint 移行前レポートを活用し、Slack から Teams への移行についてチャネルの整合性も確認していました。」 と、Madden 氏は語ります。
Madden 氏には Slack から Teams への移行経験がありませんでしたが、FLY を利用することで移行プロセスが非常にシンプルになると感じました。
「私は個人的に Teams や FLY を利用したことがありませんでしたし、Slack から Teams へ移行することでどんなメリットがあるのか考えたこともありませんでした。しかし無償試用版だけでも AvePoint 製品の高いパフォーマンス性が実感できました。FLY のユーザー インターフェイスは使いやすく、関連ドキュメントもすぐに理解できました。」
PureSEO ではクラウド環境を統合することで、年間の IT 予算から 6,000 ドルを削減することに成功しました。Madden 氏は IT 予算を抑えただけではなく、重要なビジネス ファイルに関連したチャットや会話の文脈に、メンバーがすべてアクセスできるようになった点に関しても満足しています。
Slack から Teams への移行を検討している企業に対して、Madden 氏は以下のようなアドバイスを贈ります。
「膨大なデータやチャネルを格納している場合、すべての移行を一度に実行することは禁物です。細かいバッチに分けて行うとよいでしょう。私も当初 800 件すべてのチャネルを一度に移行しようとしましたが、失敗しました。」 と、Madden 氏は語ります。「1 回 に 10 - 20 件のチャネルを移行することをおすすめします。チャネルの移行に失敗した場合でも、原因を追跡しやすいからです。」