Cloud Backup で Microsoft 365 ハイブリッド環境をシンプルにバックアップし、大幅な時間の節約に成功した UniQuest
クリティカル ニーズ
- Exchange や Teams、OneDrive をまとめてバックアップ可能な機能
- 導入後の煩雑な追加操作が必要ないソリューション
•導入後の煩雑な追加操作が必要ないツールを活用し、Microsoft Teams を含む Microsoft 365 の包括的かつ広範なバックアップを実現
•DocAve バックアップから AWS S3 へのスムーズな転換により、クラウド資産の保護に成功
•ISO 27001 認証を取得したベンダーを活用することで、セキュリティ標準を確立
「DocAve の安定性を既に知っていたので、Cloud Backup への転換に価値があることはすぐに理解できました。AvePoint ソリューションを活用すれば、システム管理や改善のために、わざわざデータ環境へアクセスする必要がありません。これにより節約できた時間を、他のタスクに割り当てることができます。」
UniQuest Pty Limited は、クイーンズランド大学 (UQ) の商業企業です。オーストラリアを牽引するテクノロジー企業として、UQ の研究者と共同でテクノロジーの商品化を実施し、より良い未来に向けたソリューションおよび変革をもたらすことを目指しています。UniQuest には約 80 名のユーザーが所属し、Microsoft 365 内に 3 TB 分のデータを保持しています。
UniQuest では、早期からクラウド環境を導入していました。同社で IT ディレクターを務める Eliot Larard 氏は、従来の Exchange バックアップ機能について満足いかない点が多く、Microsoft 365 への移行を 2014 年に決定しました。
「オンプレミスの Exchange バックアップは、ある特定の時点のスナップショット形式のため、例えばバックアップが取得されるタイミング 2 点の間に受信・削除が発生したメールは検知できませんでした」 と、Larard 氏は語ります。
「このため、オンプレミスの Exchange バックアップから Veritas Vault. Cloud へ転換して Microsoft 365 へ移行することで、持続的なジャーナリング ソリューションとしての活用を目指していました。Microsoft 365 への移行後、OneDrive を活用して社内コラボレーションの促進を予定していました。
社外ユーザーとのファイル共有には VPN に接続する必要があり、Dropbox や Google といったサード パーティー製品と社内メールが混合されていることが課題でした。これらの課題を解決し、よりシステム化されたデータ環境を目指していました。」
これに伴い、OneDrive For Business Data を同様にバックアップする必要が生じました。
「OneDrive で機能しているグループに関するデータを、オンプレミスのエコシステムへわざわざ移行する必要がなくなりました。これはデータ移行に伴うリスクを軽減し、OneDrive 内の企業データを保護することにもつながりました。」 と、Larard 氏は語ります。「当時は、AvePoint の DocAve が我々のニーズを満たしていました。」
DocAve はハイブリッド エコシステムに対して効果的なツールですが、エコシステムのアップグレードに伴い、UniQuest では新たなソリューションの必要性が高まりました。
「我々は DocAve と自社の AWS S3 ストレージを使用していました。しかし Vault. Cloud に加えてデータを保持する際にかかるコスト面から、Exchange サーバーを AWS へバックアップしていませんでした。」 と、Larard 氏は語ります。「AvePoint Cloud Backup にはデータ ストレージが含まれており、非常に助かりました。これによって Exchange バックアップが可能となり、データの冗長性が増すことでメールのリカバリーも可能となりました。」
UniQuest は複数の Microsoft 365 バックアップ ベンダーを検討した上で、最終的に AvePoint を利用して Cloud Backup ソリューションへの移行を決定しました。
「オンプレミスのバックアップとレプリケーション用に Veeam を実行するため、当初我々は Veeam の Microsoft 365 バックアップ ソリューションを検討していました。しかし、Veeam は移行するソースを指定して移行先を設定しても、追加で管理プロセスが必要ですし、バックアップ ジョブ自体も遅いことが懸念されました。」 と、Larard 氏は語ります。「AvePoint Cloud Backup では、バックアップしたいオブジェクトを指定するだけで、自動的にバックアップ タスクをスピーディーに実行してくれます。」
UniQuest では、メンテナンスに時間をかけることなく、シームレスなバックアップ タスクをバックグラウンド実行できるソリューションを求めていました。
「例外的な通知エラーやその他の些細なエラーによって、システム エンジニアが毎朝メールを確認し、オンプレミス バックアップの際に生じたトラブルを特定し、対処する手間を省くことが重要でした。現在は、何か問題があればメールが届きますが、それ以外は月に 1 度ポータルが正常に作動しているか確認するだけです。」 と、Larard 氏は語ります。
さらに UniQuest では Teams への移行を検討しており、Cloud Backup の導入を決定した別の理由として、Teams のバックアップが可能な点も挙げられます。
「Zoom の次回アップグレード期間の前に、Zoom に代わる新たなビジネス ソリューションとして Teams の導入を計画しています。」 と、Larard 氏は語ります。「Teams のバックアップ機能に加え、バックグラウンド実行が可能である点は非常に役立ちますし、これから起こり得るどんな移行にも対応できます。」
またセキュリティ面を重視する IT ディレクターとして、同氏は Cloud Backup の ISO 27001 認証やその他のセキュリティ管理に対するニーズを感じていました。
「システムを検討する際はいつでも、エンド 2 エンドのガバナンスや統合性を重視しています。Cloud Backup は ISO 27001 認証を取得かつ検証済みなので、本来必要なプロセスの手間を半数ほど省くことができ、ガバナンス制御を再設計する必要がありませんでした。」 と、Larard 氏は語ります。
DocAve から Cloud Backup へのスムーズな移行を実現した UniQuest では、ツールのパフォーマンスにも満足しています。
「DocAve を使用した初期設定は素晴らしかったですし、Cloud Backup への転換もスムーズでした。」 と、Larard 氏は語ります。「既存の DocAve サービス アカウントを使用して、以前と同じ AvePoint ポータルへアクセスして移行を開始することができました。新規のアプリ管理で再認証を行い、スキャンを完了して Microsoft 365 すべてのサービスを取得しました。」
「DocAve の安定性を既に知っていたので、Cloud Backup への転換に価値があることはすぐに理解できました。AvePoint ソリューションを活用すれば、システム管理や改善のために、わざわざデータ環境へアクセスする必要がありません。これにより節約できた時間を、他のタスクに割り当てることができます。」 と、Larard 氏は加えます。
自社のバックアップ戦略を検討している企業に対して、Larard 氏は次のように語ります:
「ハイブリッド環境へ移行する際には、統合をどのように行うかが常に課題となります。これらの課題を解決またはシンプル化してくれるソリューション プロバイダーを見つけることで、特に社内のリソースだけでは対処することが難しい中小企業は、バックアップ戦略に向けた重要なステップを踏み出すことができます。
長期的な観点からソリューションの統合性を確立し、持続的な関係を築くことができるベンダーがあってこそ、初めてバックアップ ソリューションの実装を検討できます。」
AvePoint は、デジタル トランスフォーメーションを目指す企業・組織に、Microsoft 365 ソリューションの移行·導入サービスと補完製品を全方向的に提供するソリューション ベンダーです。
「情報プラットフォーム利活用の推進」「働き方改革」「TCO 削減」 など、業種・業界に応じたニーズを、全世界 16,000 組織・700 万人のユーザーに提供しています。