Cloud Backup を利用して ISO コンプライアンスの達成を実現した Vodafone Iceland
クリティカル ニーズ
- 使いやすく、かつスピーディーなリストア機能を備えたバックアップ ソリューション
- Microsoft Teams のバックアップ機能
- ISO 準拠の保持ポリシー
「シンプルで時間も短縮できる AvePoint ソリューションのパフォーマンスは期待通りでした。」
Vodafone Iceland は、個人、企業、団体、公共機関など多岐にわたって電話電信の中核となるすべてのサービスを提供する電話電信企業です。 同社は、アイスランドの私企業として最大の規模を誇り、TV チャンネルの Stöð 2 (Channel 2)、TV/ラジオ局の Bylgjan・FM957・X977、アイスランド語のオンライン新聞 visir.is を所有しています。
Vodafone Iceland は、サービスと製品を Vodafone Group Plc と共同提供しています。同社は Vodafone グループの一員ではありませんが、Vodafone レーベルのライセンスを利用する権利を有しています。Vodafone Iceland は、Nasdaq に 2012 年から Nasdaq に名を連ねている Sýn hf 所有の電話通信企業です。
Office 365 環境下で、当初 Vodafone Iceland は別のサード パーティーのバックアップ製品を利用していました。しかしバックアップ データの可視性という点で、製品のパフォーマンスは期待を下回り、次第に製品への信用も失っていました。
当時利用していたバックアップ ソリューションでは、すべてのユーザーが正しくバックアップ・保護されているのか、どのコンテンツがバックアップ対象となっているのかなどが不明瞭であり、必要な情報の正確な把握が困難でした。
さらに同社では、Skype から Microsoft Teams への転換を開始しており、これらのアプリケーションを対象とするバックアップ ソリューションが必要でした。
「以前利用していたサード パーティ ソリューションのユーザー インターフェイスは操作が難しく、何が起きているのか把握できませんでした。」 と、Vodafone Iceland で IT マネージャーを務める Ágúst Jóhann Auðunsson 氏は振り返ります。「バックアップ ファイルのリストアにも、非常に時間がかかっていました。」
同社は、別のサード パーティー バックアップ製品の利用を検討し始めました。検討する上で重視したのは、すべての Microsoft アプリケーション データをバックアップできる機能と、ISO に準拠したコンプライアンスを達成できるか、という点でした。
Vodafone Iceland では、同社の 700 名の Office 365 ユーザーが利用するデータをバックアップするため、AvePoint の Cloud Backup の導入を決定しました。
さらに同社は無制限プランを採用し、Office 365 Project、SharePoint、OneDrive、Exchange Online、Microsoft Teams、Groups を無制限の容量で、かつ契約期間中は無制限に保護できるようになりました。
「デジタル トランスフォーメーションを進めていく中で、Office 365 の利用やデータはこれからも拡大していくと予想しています。このため、バックアップ ソリューション自体も、AvePoint の Cloud Backup のように、データの拡大に合わせて拡張できるものが必要でした」 と、Auðunsson 氏は語ります。
Cloud Backup では BYOS (自社が保持するストレージの利用) も利用できますが、Vodafone Iceland では AvePoint が提供する Azure ストレージを利用しています。同社では現在、1 日に 4 回のバックアップを実行しており、どの回も問題なく複数のリストアに成功しています。
「アイテム レベルでのリストア機能は非常に役立っています。ユーザーが単体のドキュメントのみをリストアしたいことは多々あるのですが、その場合に、サイト全体までロールバックしてリストアする手間がなくなりました。」 と、Auðunsson 氏は語ります。
AvePoint の Cloud Backup の導入は、Vodafone Iceland にとって ISO コンプライアンスの達成に大いに役立ちました。同社では年間で 3、4 回、すべてのメールボックスから 1 年分のデータをリストアすることに成功しました。
加えて Vodafone Iceland では、ユーザーの OneDrive データの完全なリストアなど、業務に関連したバックアップも問題なく実行しています。
「ユーザーが自身の OneDrive データをリストアするよう IT 部門にリクエストを出しても、大抵の場合非常に時間がかかり、ユーザーにストレスがかかっていました。」 と、Auðunsson 氏は語ります。「IT 部門でも、リクエストの処理が簡単になったおかげで精神的な負担も軽減しました。」
同社では、今後 2 年間でさらに多くのアプリケーションをクラウドへ移行するよう計画しています。最終的には、Skype から Microsoft Teams への完全移行、社内 CRM から Dynamics 365 への転換を目指しています。加えて、Dynamics 365 を対象とした Cloud Backup のさらなる利活用も計画中です。
「シンプルで時間も短縮できる AvePoint のパフォーマンスは期待通りでした。」 と、Auðunsson 氏は語ります。Vodafone Iceland では、Cloud Backup と AvePoint のサポート チームのパフォーマンスに非常に満足しています。
AvePoint は、デジタル トランスフォーメーションを目指す企業・組織に、Office 365 ソリューションの移行·導入サービスと補完製品を全方向的に提供するソリューション ベンダーです。
「情報プラットフォーム利活用の推進」「働き方改革」「TCO 削減」 など、業種・業界に応じたニーズを、全世界 16,000 組織・700 万人のユーザーに提供しています。