Walls Construction、AvePoint Cloud Backup を利用し、クラウド データの運用管理所要時間を 90% 削減
クリティカル ニーズ
- 権限とアクセスに関するレポート作成
- 自動化とスケーリングが可能な SaaS バックアップ ソリューション
- モバイル ユーザー向けのシンプルな権限管理
「複数の製品を比較しましたが、 価格、機能、使いやすさを考える と、AvePoint に比肩するベン ダーは存在しませんでした」
Walls Construction はアイルランドの建設会社です。ダブリンとコークに拠点を置き、アイルランド国内で事業を展開しています。1950年に PJ Walls 氏が設立した同社は、アイルランドの土木建設業界におけるリーディング カンパニーの 1 つとなっています。
Office 365 と SharePoint Online を運用していく中で、Walls Construction 社は従業員がランサムウェアの被害に遭うという経験をしました。従業員の OneDrive がレプリケートされ、その後、そのユーザーのデータが完全に削除されてしまいました。
IT マネージャーの Armstrong 氏は、Office 365 の強固なセキュリティ機能と同社ユーザーの高いセキュリティ意識にもかかわらず、会社のデータをサード パーティ製のバックアップ ソリューションを用いて保護する必要があることに気付きました。
「Office 365 はエンド ユーザーの操作量がとても多いため、会社としてすべての削除アクションを完璧にモニターするのは現実的ではありません。そこで、スピーディーかつ簡単にデータをリカバリーできる Office 365 バックアップ製品の評価を開始しました」 と同氏は振り返ります。
さらに、Walls の IT チームは重要なタスクに集中するため、Office 365 の管理を効率的に実行したいと考えていました。
「管理業務の効率化を図るため、サード パーティ ソリューションを検討しました。Office 365 の手順の中には、とても手間のかかるものが存在します。
また、Microsoft は、よりシンプルなインターフェースを提供するために、我々が必要とする機能を非表示にしてしまうことがありました」 と、Armstrong 氏は語ります。
また、業界の特性上、従業員の多くはプロジェクト単位で雇用されることが多く、また高確率でモバイル ワークが発生します。このことから、管理業務には、定期的なアクセス許可・アクセス管理の変更に関連するタスクが含まれていました。
Walls Construction はランサムウェアの被害に遭ってから、代表的なバックアップ ソリューションについて評価を行いました。多くのアプリケーションをまたいで使用できることや、設定のカスタマイズが実行可能であること、自動バックアップができることなどが評価のポイントとなり、最終的に同社は AvePoint の Cloud Backup を選択しました。
「導入後、こなさなければならない仕事量を大幅に削減することができました。AvePoint Cloud Backup のバックアップは自動化されているため、とても簡単になりました。リカバリーもわずか 4 回のクリックで実行可能になり、バックアップ管理という面では、作業時間が 90% 削減されました」 と Armstrong 氏は説明します。
幸い同社は、過去 6カ月間でリカバリーを実行する必要が4・5 回ほどあっただけで、大きな混乱もなく運用を進めることができています。
「AvePoint Cloud Backup がなかったら、作業量は大幅に増えていたと思います。Cloud Backup があって本当によかったと思いました」 と同氏は語ります。
また、Walls Construction は、AvePoint の Cloud Management を活用して、モバイル ユーザー ベースへの対応、アクセス許可の一括変更、アクセス許可レベルの複製、アクセス レポートの取得などを実行することにしました。
特に、管理センター モジュールを利用することで、アクセス許可の管理にかかる手間を 70 %削減することができました。
「Cloud Management の管理センター モジュールは、使われていないアカウントの削除に活用しています」 と、Armstrong 氏は説明します。
「それに加えて、すべてのプロジェクトと文書管理システムのすべてのライブラリに対して完全な管理者権限を持ってしまっているジュニア メンバーが存在することを発見しました。
これは、ユーザーの資格情報発行前に、管理センター モジュールを利用することによって発見されました。このように、機密情報が含まれる領域へのアクセスが発生する前に、問題を検知できるのは非常に助かります。」
同社は、Cloud Management に実装されている管理センター・レポート ポイントのレポート機能を活用しています。最も頻繁にアクセスするプリセットは、アクセス許可レポート、コンプライアンス レポートです。
これら 2 種類のレポートでは、誰が何にアクセスしたのか、最後のアクセスはいつだったか、という内容を把握することができます。
「誰が何にアクセスしたのか、使われていないアカウントはどれか、ファイルへの最終アクセスはいつ発生したか、などのアクションに応じてレポート生成を実行しています。
レポート ポイントでは多彩なレポートを出力できるので、時間があるときにさらに研究を重ね、もっと使っていきたいと考えています」 と Armstrong 氏は語ります。
Walls Construction は、AvePoint が提供する 2 ソリューションと、AvePoint のサービスのどちらにも非常に満足しています。
「最高のサービスとは、『サービスが必要な状態にそもそも陥らない』 ことも含まれると考えています。問題はほとんど起きないので、今まで AvePoint に 1・2 回しか連絡をしたことがありません」 とArmstrong 氏は語ります。
同社は、AvePoint バックアップ・運用管理ソリューションを利用することにより、アクセス許可やバックアップなどの運用管理タスクを安心して実行できるばかりではなく、仕事の付加価値を向上させるためのタスクにより多くの時間を振り分けることで、Microsoft 関連製品への ROI を最大化することに成功しました。