2024年6月13日 - 沖縄・竹富町、行政DX推進を加速するためAvePointのクラウド管理ツールを導入 町役場ポータルを強化し、職員の働き方改革と町民4,200名へのサービス向上へ

150人の職員をつなぐポータル、9つの二次離島への出張時間も効率活用

AvePoint Japan株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:塩光 献、以下「AvePoint Japan」「当社」)は、Microsoft 365をさらに使いやすく運用するためのノーコードツール「AvePoint Portal Manager」が、沖縄県竹富町に導入されたことを報告します。石垣島の本庁舎と9つの二次離島(本土との間を直接結ぶ公共の交通手段が無い離島)を行き来する町役場の職員は、今回の導入で新しく構築されたポータルシステムにアクセスすることで、長時間待機時にも業務を進めることができたり、タイムリーな情報共有や島民からのニーズ対応ができたりする環境を整えることで、行政サービスの質向上を実現します。

Taketomi and AvePoint


職員の移動はフェリーが基本、庁舎のある石垣島から9つの島を行き来する労働環境。

竹富町が「AvePoint Portal Manager」を導入した背景                                  

沖縄県竹富町は、石垣島よりフェリーで渡る琉球列島の最南端、八重山諸島に属する9つの有人島と7つの無人島からなる町です。世界自然遺産に認定された西表島、重要伝統的建造物群保存地区として当時のままの景観を残す竹富島、最近では再放送中の「ちゅらさん」の舞台でもある小浜島など様々な魅力、個性を持った島々が町の自慢です。町全体が本土との間を直接結ぶ公共の交通手段が無い二次離島で構成されており、交通の便から石垣島に本庁舎があります。町民 4,000 人ほどの竹富町では、2023 年 3 月に「竹富町DX推進計画」を策定し、暮らし・教育・交流という3つのDX推進を通じてデジタル変革の取り組みを積極的に進めています。DX課では”スマホの中にも町役場!誰一人取り残されない町”を目指して施策に取り組んでいます。

カイジ浜

                                          © 竹富町観光協会

竹富町では現在約150名の職員が働いており、DX課を中心にプロジェクトを推進しています。町の人口は約4,200人で、公共交通手段が限られているため、フェリーを利用して隣接する石垣島との間を行き来しています。この地理的特性から、竹富町は住民サービス向上と業務効率化のためにデジタルテクノロジーの活用が不可欠とされてきました。2023年3月に「竹富町DX推進計画」を策定し、町民一人ひとりが自らのニーズに即してサービスを選ぶことができる「デジタルでわくわくする竹富町」を目指して、多様な施策を進めています。

竹富町は、既存のグループウェアシステムとMicrosoft Officeのサポート終了に伴い、新たなクラウドサービスとしてMicrosoft 365への移行を決定しました。しかし、Microsoft 365には必要な機能が不足しており、ノウハウや人材の不足という課題に直面していました。特に、離島という特性からデジタル人材の確保が難しく、システム構築における知識や経験を持った職員も限られていました。そのため、竹富町はMicrosoft 365の標準機能を補完するためのツールとして、AvePoint Portal Managerの導入を決定しました。

今回の導入により、職員は会議室予約や公用車予約などの業務をMicrosoft Teams上で一元的に管理できるようになり業務時間の効率的な活用ができるようになります。また、ポータルを通じて職員同士のコミュニケーションが活発になり部署間の連携が強化されたりすることで、生産性向上と働き方の改善を実現できるようになります。さらに、ポータルには「町長からの情報発信コーナー」を設けることで、職員への情報提供がタイムリーにおこなわれ、町長と職員間のコミュニケーション活性化も期待されます。

Taketomi Office


沖縄県 竹富町 町役場 DX課 主事 久保田 悠人氏 コメント

「竹富町では、地理的特性上、職員の出張は一日がかりになることもあります。AvePoint Portal Managerを利用した新システム導入によって、どこからでもポータルにアクセスできるようになることで、船の待ち時間など今後有効活用できるようになる時間は1回の出張あたり3-4時間程度はあるのではないでしょうか。多い人では年間100回くらいは出張していますので、その場合は年間300-400時間も生み出せることになります。生み出した時間を、住民の方との対話やお問い合わせに対するレスポンスに割くことで、住民サービスの向上にも繋がると期待しています。」

「AvePoint Portal Manager」製品概要

AvePoint Portal Managerは、Microsoft 365標準では搭載されていない機能を Teamsアプリとして実装したり、専門知識がなくてもポータルサイトの構築をしたりすることができるノーコードツールです。直感的操作が可能で、施設予約、公用車予約、階層型アドレス帳などの機能が使いやすいと高く評価され、全国の自治体に採用されています。

事例の詳細はこちらをご覧ください。

世界11カ国に展開、クラウド導入・運用管理支援を行う「AvePoint」について

AvePointは、2001年に米国で創設されたIT企業です。マイクロソフト社のグローバルパートナーとして、同社製品導入時のデータ移行などでビジネスを拡大しています。現在、世界11カ国(カナダ、オーストラリア、南アフリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スイス、日本、シンガポール、中国)に展開、17,000 社以上(900 万人以上のクラウドユーザー)の Microsoft365 導入企業に対して、クラウド環境へのデータ移行から、移行後の運用管理、データのバックアップまで、企業の IT 部門が抱える課題に対し包括的なソリューション提供しています。2008年より日本へ参入し、多くの官公庁や大企業へサービス導入しています。

米国本社は2021年NASDAQ上場。マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー2023受賞。

https://www.avepoint.com/

社名:AvePoint Japan株式会社

所在地:東京都港区高輪 4-10-18京急第一ビル 11F

代表取締役CEO:塩光 献

設立日:2008年6月3日

URL:https://www.avepoint.com/jp

AvePoint について

「Collaborate with confidence、世界中の企業に快適で安全な IT 環境を」

AvePoint は SaaS とデータ管理のための最先端プラットフォームを提供し、SaaS 運用の最適化と安全なコラボレーションを実現します。

900 万人以上のクラウドユーザーが当社のソリューションを利用しています。

AvePoint の SaaS ソリューションは、100 以上のクラウドマーケットプレイスを通じてマネージドサービスプロバイダーにも提供されており、パートナーが中小企業の顧客に対してより良いサポートを提供し、管理することができます。

2001 年に設立された AvePoint は、6 度の Global Microsoft Partner of the Year を受賞しており、本社はニュージャージー州ジャージーシティに位置しています。詳しい情報は https://www.avepoint.com/jp をご覧ください。

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