Google Workspace のバックアップの必要性
日常業務を遂行するため、Google Workspace と Google Workspace の各種生産性ツール (カレンダー、Drive、Gmail など) を活用している企業は数え切れないほど存在します。そしてその数は現在も増え続けています。2020 年 10 月、Google は Workspace の月間アクティブ ユーザー数が 26 億人に達したと発表しました。
一方、Google Workspace には、重要なネイティブ コンポーネント、すなわち、長期間の包括的なバックアップ機能が不足しています。
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Google Workspace で提供されている一定のデータ保持期間に頼る以外に、Google Workspace でデータをバックアップ & 復元する長期的なソリューションがなければ、ユーザーは故意にせよ偶然にせよデータが削除された場合や、ランサムウェアの攻撃を受けた場合など、望ましくない事態が生じた場合に、重要な情報を利用できなくなる可能性があります。
2020 年、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、さらに合理化されたコラボレーションのニーズが高まったことをきっかけに、これまで G Suite の名称で提供されていたサービスがリブランディングにより Google Workspace に生まれ変わりました。リモート ワークへの劇的なシフトにより、物理的に離れた場所での作業が強いられたため、作成されるデータの数が急増し、コラボレーション ツールへの依存度が大幅に上がりました。
そして、失われたデータを簡単に完全な状態に復元できることが、かつてないほど重要視されるようになりました。
以上の理由から、AvePoint は Cloud Backup for Google Workspace を開発しました。当社の安全なソリューションを利用すれば、データを簡単にバックアップ & 復元できます。また、このソリューションは、ユーザーがデータの説明責任を持つことを可能にし、データのコンプライアンスを確保することを目的としています。
このソリューションについてすべての企業に知っておいていただきたい点をご紹介いたします。
※この記事は、米国 AvePoint で 2021 年 7 月 14 日付で公開された記事 “Cloud Backup for Google Workspace: 4 Things to Know About AvePoint’s New Solution” を日本語編訳したものです。
1.Google Workspace のデータ保持期間 30 日を経過後もデータを保持します
Google Workspace で削除したファイルを復元することは可能ですが、復元できる期間は短期間に限られています。例えば、社員が誤ってファイルをごみ箱に移動してしまったと仮定してください。Google Workspace では、ごみ箱に入れられたコンテンツは 30 日間しか保持されません。ただし管理者であれば、30 日が経過しごみ箱から削除されたコンテンツを 25 日間管理者画面から復元できます。ごみ箱から削除されてから 25 日経過すると、誰もデータにアクセスできなくなります。
この期間は、最悪の事態を回避するために十分な期間と言えるでしょうか? コンテンツの一部が行方不明だと社員が気付くまでには最低でも 1 か月かかるでしょう。したがって、データ損失のさまざまなケースに対応するためには保護を追加することが必要不可欠なのです。
いつでもデータを復元できる機能が装備された Cloud Backup for Google Workspace を導入し、短期間でデータが損失される不安を常に抱えている状況から卒業しませんか?
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2.Google Workspace は、ユーザーの誤操作やサイバー攻撃からデータを保護しません
Google Workspace は、Google Workspace のハードウェアやインフラストラクチャの障害や自然災害、データセンターの機能停止などによるサービスの損失に対しては保護する責任を負いますが、復元不能なデータ損失につながる可能性のある人的エラーやサイバー犯罪からデータを保護する責任は負いません。ところが、人的エラーやサイバー犯罪でデータが損失されるケースは日常的に生じています。
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Google Workspace の情報ガバナンスと電子情報開示のためのツールである Google Vault は、バックアップ ソリューションではないだけでなく、Google が提供しているサービスすべてをサポートしていません (カレンダーや連絡先など)。また、Microsoft のツールの管理機能とは異なり、Google Workspace のユーザーをロールバックし復元する管理機能には制限があります。
さらに、Google のツールはそもそもコラボレーションを目的としているため、便利ではあるものの、共有ドキュメントが簡単に削除または上書きされる可能性があるという、別の懸念もあります。ダウンロードすると自動的に Google Drive に同期するランサムウェアのリスクについて考えてみてください。このランサムウェアは、一人の社員だけでなく、ウイルスに感染したファイルで作業を行うすべての社員に影響する可能性があります。
この点からも、サードパーティーのバックアップ ソリューションの導入が不可欠です。事実、Forrester、Gartner、IDC がそれぞれ最近発表したレポートすべてにおいて、AvePoint などサードパーティのパートナーを利用し、G Suite をサードパーティ製のソリューションでバックアップすることを推奨する内容が記載されていました。
Cloud Backup のレポート画面では、バックアップ対象のユーザーとバックアップ対象のユーザーのファイルに対して、バックアップがスムーズに実行されていることを瞬時に確認できます。
3.Cloud Backup による Google Workspace のバックアップは 1 日最大 4 回、データをセキュアに保護し、保存データの容量制限もありません
Cloud Backup for Google Workspace では、バックアップ ジョブの回数を設定することで Gmail、Google Drive、カレンダー、連絡先、共有ドライブを 1 日最大 4 回バックアップできます。当社のソリューションは、ユーザー (経営陣、学生など) またはアプリケーションごとに選択されたコンテンツを自動スキャン、更新、保護する機能を提供します。このため、常にデータを管理できます。
安全面についてもご安心ください。機密データのコンプライアンスのニーズを満たすため、Microsoft Azure の暗号化とユーザー アカウント トークンにより、さらにセキュリティ レイヤーが追加されます。当社のバックアップ ソリューションは ISO:27001 および SOC Type II 認証を取得しており、EU 一般データ保護規則 (GDPR) に準拠しています。また、「忘れられる権利」のリクエストやデータ主権 (情報が物理的に存在する場所を選択すること)、保持期間の延長もサポートしています。
また、Cloud Backup のストレージ オプションにより、企業の必要性に応じて Google Workspace のコンテンツを柔軟に保護することができます。容量が足りなくなるご心配は不要です。
全階層でコンテンツを検索し、データのプロパティや復元ポイントのメリットを活用できます。検索条件は簡単に変更できるため、プロセスを最初からやり直す手間を防ぐことができます。
4.管理者の強みとなる包括的なモニタリングと詳細な復元オプションを提供します
Cloud Backup for Google Workspace のシンプルなダッシュボード画面には、保護対象のサービスに関するすぐに確認できる情報が表示されるため、管理者は簡単にバックアップ履歴にアクセスすることや、バックアップがスムーズに実行されているかを確認することができます。
各バックアップ対象のサービス (さらには各バックアップ対象のユーザーとユーザーのファイルすべて) に関する正確なレポートをワンクリックで入手できます。レポートでは、各オブジェクトとそのステータスを一目で把握することができるので、バックアップが確実に実行されたことを確認できます。
Google Workspace でのデータ復元プロセスも簡単です。当社ツールの契約期間を遡るポイントインタイム スナップショットを使えば、ユーザーはもちろん、共有ドライブのコンテンツやラベル、ファイルやメール、連絡先も復元できます。
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