さて、10月に展開されたMicrosoft 365 の新機能や Microsoft 社の大きなイベントMicrosoft Ignite 2022 で公開された情報から、相変わらず僕の独断と偏見で紹介します。
Microsoft Ignite 2022 で発表された新情報が盛りだくさん過ぎてヤバい!
皆さん Microsoft Ignite 2022 は参加されましたか?今年からようやくオンラインと会場でのハイブリッド開催になりましたね。僕はオンライン参加でしたが当日の会場はかなり盛り上がっていたそうです。徐々にこのように会場で参加できる機会も増えそうで楽しみですね。そんな中、去年にも増して今年の Ignite では情報が盛りだくさんでした。
まず Microsoft 365 に関しては、 Office アプリ が Microsoft 365 アプリに変わるというアナウンスがあり、すでに皆さんの Office ホームにもアナウンスが表示されていると思います。これは Webブラウザー版の他にもストアアプリやモバイルアプリも変更される予定との事です。基本的には名称とアイコンの変更ですが、新機能などもあるようです。
更に「 Microsoft Teams Premium 」「 Microsoft Designer 」「 Clipchamp 」「 Microsoft Create 」「 Microsoft Places 」の発表もされていました。更に Microsoft Viva シリーズも今や把握しきれないほどのモジュール数になり、「 Viva Amplify 」や「 Viva Pulse 」などワクワクするモジュールも追加予定となっています。さて、今並べるだけ並べてみましたが、一つずつ説明していると本記事が凄く長くなりそうなので、これは Ignite のセッション動画を観る事をオススメします。丸投げ(笑)ですが、文章とスクリーンショットよりもセッション動画を観た方が確実に理解できます。オンデマンド配信されている中で Microsoft 365 の全体像を把握できる僕がオススメするセッション動画を紹介します。
20分弱の動画ですが、新情報が網羅されています。ただし情報量が多くてサクサク紹介されてしまうので、現時点では雰囲気や今後の方向性だけでも知っておく程度で良いかと思います。個人的な感想としては、全体を通してだいぶ AI が入ってくるなと感じました。例えば Microsoft Designer は作りたいコンテンツのイメージを文章で書くだけでデザインを生成してくれます。これは Microsoft 365 に留まらず、 Power Platform なら Power Automate では自動化させたい事を文章で書くだけでフローを生成してくれる機能が出てきました(現在日本語はサポート対象外)。そういう時代がもう目の前に来ているんですよね。そう聞くと「もう人が不要になるよね」と感じる方もいらっしゃると思いますが、人間はより人間にしかできない事に注力する事が可能になると僕は解釈しています。素晴らしいですね。
Microsoft Stream の新しいスタートページがあらわになった!?
2022年10月の Microsoft 365 のアップデートの中で僕が一番大きい変化を感じたのは Microsoft Stream です。実際はもしかしたら注目されていない人が多いかもしれませんが、今後の事を考えると大きな一歩を踏み出したようなアップデートと僕は感じました。それが Office ホームやアプリ起動ツールなどに Microsoft Stream のリンクもありますが、クリックしたリンク先がついに Stream ( Classic ) から Stream ( SharePoint ) のスタートページに切り替わったという事です(管理設定で切り替えを先延ばしにさせる事は可能)。
クリックして大いに違和感を覚えた人もいるかと思います。 Microsoft Stream は実は大きな過渡期にあり、その終盤の第一歩ですね。そしておそらく Microsoft 365 導入企業の多くは従業員にこの Microsoft Stream が切り替わり期間である件を説明できていないと思っています。しかしいつか切り替わるので説明はしておくべきかと思います。 Stream ( SharePoint ) の詳細に関しては、以下の Microsoft Learn のドキュメントをご参照ください。
という事で、 Microsoft Stream で扱う動画ファイルの保存先が SharePoint や OneDrive for Business に変わります(変わっています)。そして Microsoft 365 の中でも動画コンテンツの重要性は徐々に増してきます。しかし、特に OneDrive for Business に保存されたファイルに関してはデータ損失のトラブルの可能性が高まってくる事からも、より一層ユーザー企業側でバックアップ施策を検討する必要があります。 AvePoint も Cloud Backup という製品がラインナップされているので、是非ご検討ください。