「 OneDrive の不要なファイル、あるいは OneDrive そのものを削除したい」
「 OneDrive で誤って削除したファイルを復元したい」
OneDrive の管理で、このようにお悩みの担当者の方はいませんか?
OneDrive は、 Microsoft が提供しているオンラインストレージサービスです。多くのファイルやデータを管理できるうえに、さまざまなデバイスから閲覧、編集ができるため、業務の効率化に役立てている企業も多いでしょう。
本記事では、 OneDrive で管理するファイルの削除方法や復元方法について解説します。
OneDriveの不要なデータを削除する方法
OneDrive とは、エクセルやワードなどの Office ファイルをはじめ、写真・動画・音楽などをオンライン上で管理できるオンラインストレージサービスです。
OneDrive を利用すれば、 USB メモリや SD カードを使わずとも、さまざまなファイルやデータをクラウド上で一元的に管理できるため、機器を紛失する心配がありません。また、スマートフォンやタブレットからも閲覧・編集ができるため、業務の効率化にも役立ちます。
このように OneDrive では、さまざまなデータをまとめて管理できます。しかし、それゆえに不要なデータが溜まってしまうことも。
ここでは、 OneDrive の不要なファイルやデータの削除方法を紹介します。
オンラインから削除する
OneDrive に保存したデータをオンラインから削除する方法について、順を追って説明します。 OneDrive にサインインした状態から始めてください。
- デスクトップ画面右下のタスクバー内に配置されている OneDrive のアイコンを右クリックする
- OneDrive のメニュー画面に表示された右クリックメニューから、「オンラインで表示」を選択する
- 画面内にあるファイル、もしくはフォルダの中から削除したいものをクリックする
- 画面上部に表示された「削除」をクリックする
エクスプローラーから削除する
次に、 OneDrive に保存したデータをエクスプローラーから削除する方法について、順を追って説明します。 OneDrive にサインインした状態から始めてください。
- エクスプローラー画面を表示し、画面左側に配置されている OneDrive アイコンをクリックする
- 画面が OneDrive に切り替わり、画面内にあるファイル、もしくはフォルダの中から、削除したいものを選択する
- 選択したデータを右クリックし、「削除」を選択する
OneDriveのデータを完全に削除するには
上記の方法で削除したデータは、 OneDrive のゴミ箱内に移動した状態です。ゴミ箱内に移動したデータは 30 日間保持され、簡単に復元できます。もし完全に削除したい場合は、次の操作を行ってください。
- OneDrive のゴミ箱を選択する
- 完全に削除したいファイルもしくはフォルダを選択し、上部のナビゲーションから「削除」を選択する
- ゴミ箱全体を一括で削除したい場合、上部のナビゲーションから「ゴミ箱を空にする」を選択する
OneDriveのデータが削除できない場合
もし OneDrive のデータを削除できない場合、一般的に考えられる原因としては以下のようなものがあります。
- ファイルを使用している
- ファイルが破損している
- ファイルがロックされている、またはアクセス権がない
- ウィルスに感染している
もし上記の原因を解消しても削除できない場合、コマンドプロンプトでの削除も効率的な方法です。以下、手順を紹介します。
- 「 Win+R 」を同時に押して、「ファイルを指定して実行」を開く
- 検索バーに「 CMD 」を入力してコマンドプロンプトを開く
- 「 del + 削除したいファイル/フォルダのパス」のパスを入力してエンターを押す
OneDriveを削除する方法
通常、 OneDrive はナビゲーションウィンドウの目立つところに表示され、 Office では新規ファイルの標準保存先に設定されます。
さらに、使っていないのに「 OneDrive のストレージ容量が不足している」という旨の警告画面が出てくることがあるため、 OneDrive を使わないユーザーにとっては少々厄介な存在になるかもしれません。
ここでは、 OneDrive そのものを削除する4つの手順について解説します。
1.バックアップ機能を停止する
まずは、以下の手順で OneDrive のバックアップを停止させます。
- タスクバーの OneDrive をクリックする
- ウィンドウ右上にある「設定マーク」をクリックし、「設定」をクリックする
- 「同期とバックアップ」の設定を開き、「バックアップ管理」をクリックする
- 各ファイルに表示されている「バックアップを停止」をクリック、または、バックアップが有効であることを示す青いボタンをクリックしてオフにし、無効にする
- 「閉じる」をクリックする
2.必要なファイルをOneDriveからローカルへ移動する
次に、 OneDrive の中にある残したいファイルを、ローカルフォルダに移動させましょう。操作は簡単です。ここでは、デスクトップフォルダへの移動を例に、手順を紹介します。
- OneDrive の直下にある「デスクトップ」フォルダを開く
- ユーザー名フォルダの直下にある「デスクトップ」フォルダにファイルを移動させる
3.OneDriveをアンインストールする
続いて、 OneDrive をアンインストールします。手順は他のアプリと同様で、特別な工程はありません。以下の手順でアンインストールしましょう。
- 「設定」画面で「アプリ」を選択し、「インストールされているアプリ」を開く
- 「 Microsoft OneDrive 」欄の横にある三点リーダ「…」をクリックする
- 「アンインストール」を選択する
4.OneDriveフォルダを削除する
最後に、 OneDrive フォルダを削除します。 OneDrive をアンインストールしても、ユーザー名フォルダには OneDrive フォルダが残っています。このままでも影響はありませんが、削除したほうがパソコン内が整理されてスッキリするでしょう。手順は以下のとおりです。
- ユーザー名のフォルダを開く
- OneDrive フォルダ内にファイルが残っていないことを確認する
- フォルダを選択して「削除」ボタンをクリックする
削除したOneDriveを復元する方法
もし誤って OneDrive や OneDrive のファイルを削除しても、ゴミ箱からの操作や再インストールで復元できる場合があります。
★標準機能の範囲内で復元できる日数には期限があります。
それより後に実は必要だったから戻したいと思っても戻せない…!なんてことにならないようにバックアップツールにていつでもリストアできるように対策をしましょう。
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ここでは、誤って削除した OneDrive そのものや、 OneDrive 内のファイル・フォルダの復元方法を紹介します。
ファイルまたはフォルダを復元する
ファイルまたはフォルダを誤って削除しても、 OneDrive のゴミ箱に残っていれば、そこから復元できます。手順は以下のとおりです。 OneDrive にサインインした状態で行ってください。
- ナビゲーションウィンドウで、ゴミ箱を選択する
- 復元させたいファイルまたはフォルダを選択し、復元をクリックする
OneDrive のゴミ箱ではなく、ローカルのゴミ箱から復元させることもできます。
- ゴミ箱を開く
- 復元させたいファイルまたはフォルダを選択し、右クリックして復元を選択する
OneDriveを再インストールする
OneDrive をアンインストールしてもファイルやデータは失われません。そのため再インストールしてサインインすれば、再度データにアクセスできます。再インストールの手順を説明します。
- Microsoft 社のホームページを開き、検索バーで OneDrive と入力し OneDrive のアプリケーションを選択する
- 「ダウンロード」ボタンをクリックする
- ダウンロードが完了したら、画面右上の「ファイルを開く」から「フォルダに表示」をクリックする
- 「 OneDriveSetup 」(または「 OneDriveSetup.exe 」)をダブルクリックしてインストールを開始する
- 「 Microsoft OneDrive セットアップ」の画面が消えたらインストール完了
OneDriveの削除・復元方法を理解して効果的に使おう
OneDrive は、さまざまなデバイスからアクセスできるオンラインストレージです。 Office ファイルだけでなく、写真・動画・音楽などもまとめて管理できるため、常に整理された状態を保てるでしょう。
OneDrive の不要なデータは、ファイル単位あるいはフォルダ単位で削除できますOneDrive そのものを使わない場合は、アンインストールすることでコンピューター上から削除することも可能です。
もし誤ってファイルを削除しても、ゴミ箱から復元できます。 OneDrive そのものを削除した場合は再インストールで復元できるので、焦る必要はありません。
OneDrive の削除・復元の手順は、一般的なファイルやアプリケーションの削除・復元と同様の仕組みです。 OneDrive を初めて使う人でも、安心して操作できるでしょう。