AvePoint Confidence Platform の 6 月アップデートが実施されました!
本ブログでは、今回追加された主要機能と、プラットフォーム全体のアップデート情報の詳細を紹介します。
Key Highlights
Microsoft 365 Backup で AvePoint Cloud Backup Express が、Cloud Backup for IaaS + PaaS で Azure DevOps がパブリックプレビュー版として提供開始されました。
Microsoft 365 Copilot から MyHub のコンテンツにアクセス できるようになりました。ユーザーは Microsoft 365 Copilot に問い合わせることで、自分のワークスペースや自分に割り当てられている未完了のタスクに関して、リアルタイムに情報を得ることができます。
移行後の継続的な環境再構築や、アドホックなデータ移動のニーズに応える Fly の Aviator モジュール がリリースされました。
AvePoint Opus の分析機能が拡充 されました。OneDrive が分析の対象として利用可能になったほか、より包括的で正確なデータ状況を把握するためのレポーティング機能が強化されました。
AvePoint tyGraph は、組織の成熟したコラボレーション実現を支援する新しい Power BI レポートをリリースしました。透明性の向上や近代的なコラボレーション手段の活用をもとに「Working Out Loud (目に見える形で表現しながら仕事をしている状態)」等の指標を測り、生産性を高めるために必要な行動を示します。
2024 年 6 月のアップデート情報
■ Cloud Governance に関連した機能の強化
サイト所有者にビジネス コンテキストを提供するプロセスを容易にするため、AvePoint EnPower では、管理者がインポート プロセス中にCloud Governanceを用いて Power Platform オブジェクトを再割り当てできるようになりました。EnPower は引き続き、Cloud Governance を通じて提供されるエンド ユーザー コンテキストを統合していきます。また、今回のリリースでCloud GovernanceのメタデータをPower BI ワークスペースのワークフローに活用できるようになったほか、Cloud Governanceで チームに対して付与したメタデータがEnPowerからも確認可能になりました。
■ユーザー権限情報の表示
AvePoint Insights のデータを組み込んでユーザー レポートを強化し、ユーザーのアクセス権限とメンバーシップを 1 つのインターフェイスで表示できるようになりました。
ユーザー権限情報レポートの表示
■ MyHub Microsoft 365 Copilot プラグイン
MyHub Microsoft 365 Copilot プラグイン は、MyHub のデータと Microsoft 365 Copilot を接続し、ユーザーにリアルタイムかつインテリジェントな支援を提供します。ユーザーは自分が所有している、またはアクセスできるワークスペースや、現在自分に割り当てられているタスクなどを照会することができ、その結果に基づいて行動を起こすことができるようになります。
■ SharePoint フォームアプリのサポート
SharePoint フォームアプリ について、インポート、更新、連絡先の選出、メタデータの変更などの一般的なガバナンスプロセスを Cloud Governance で管理できるようになりました。PowerApps キャンバスアプリと同じように、SharePoint フォームアプリに対しても自動化されたガバナンス戦略を導入できます。
■サイト管理者の内容の変更
Cloud Governance 内容の変更 の新しいアップデートにより、ユーザーは自分の SharePoint サイトだけでなく、Teams や Microsoft 365 グループに紐づくサイトのサイト管理者(プライマリおよび追加のサイトコレクション管理者グループを含む)を確認することができます。
サイト管理者の内容の変更
■新しい動的サービス
セキュリティグループ設定の変更、Microsoft 365 グループ設定の変更、および配布グループ設定の変更など新たな動的サービス がリリースされ、複数のゲストユーザーを安全かつ簡単に招待したり、アクセス許可を管理したりと、エンドユーザーによるサービス要求オプションをさらに拡張できるようになりました。
動的サービス:ゲストユーザーの招待
<AvePoint Policies>
■秘密度ラベルの優先度監視機能
秘密度ラベルの優先度を監視するポリシー により、サイトとドキュメントの秘密度ラベルの間に不一致があるコンテンツに対してガバナンスが適用されるようになりました。この機能により、機密性の高いドキュメントが機密性のより低いサイトに保存されている可能性があることが明らかになるため、データを迅速に保護することができます。
秘密度ラベル優先順位モニタリング
<AvePoint Insights>
AvePoint Insights では、Microsoft 365 Copilot の導入準備 として、現在のデータ露出度を分析するための新機能が追加されました。
■読み取り専用ロールの追加
タグやラベル、アクセス許可の変更など、変更を行う権限がないユーザーでも、読み取り専用のロールとしてアクセスすることで、アクセス許可やラベルを変更することなくデータ 露出度を分析できるようになりました。
Insights の読み取り専用ロール
■共有リンクの編集
Insights で編集権限を持つユーザーは、共有リンクを変更およびダウングレードできるようになりました。
さらに Insights は、現在の状態や対象となる問題、セキュリティチームがリスクを軽減するために行った進捗を強調する、エグゼクティブレベルのレポートの作成に重点を置いてきました。その一環として、中央ダッシュボードから Power BI ワークスペースのリスク評価もエクスポートできるようになりました。
高速かつ無制限のバックアップと仔細なリカバリ機能を提供するCloud Backup Express がパブリックプレビューとして提供され、データを高速かつ柔軟に保護し、Microsoft 365のビジネス継続性を加速します。また、Microsoft 365 グループのより正確なアウト・オブ・プレース リストア選択や、Exchange Online の新しいバッチリストア機能により、リストアプロセスが簡素化されました。さらに、データ削除要求に対して複数管理者による承認プロセスがサポートされ、偶発的なデータ損失を防止できるようになりました。
複数管理者によるデータ削除の確認
Cloud Backup for Salesforce はジョブのエクスポート形式として MySQL ファイル形式をサポートするようになり、重要なジョブデータを必要とする顧客にとって、形式に関係なくアクセスしやすくなりました。また、メタデータの比較およびリストアのオプションが強化され、より合理的なメタデータのリストアワークフローが提供されています。
Cloud Backup for Google Workspace はユーザーインターフェイスを一新し、Multi-Geo データセンターに対するマッピングを導入しました。これにより、より柔軟にデータ主権の要件を満たすことが可能になりました。
Cloud Backup for IaaS + PaaS は、Azure DevOps に対する新たなサポートをパブリックプレビューとしてスタートしました。Azure DevOps リポジトリを安全に保護およびリストアし、ブランチとタグのバックアップおよびリストアとともにコードを確実に保護します。完全なバージョン管理により、コードベースの開発履歴の整合性を維持することができます。
Azure DevOps のバックアップ状況
■ FLY Aviator
Fly の Aviator モジュールがリリース され、移行後のコンテンツ再構築やアドホックなデータ移動のニーズに対応できるようになりました。
■ Google Workspace のテナント検出
Google Workspace のテナント検出 に対応しました。Google Workspace からの移行を開始する前にアーキテクチャを適切に計画する準備を整えられるため、業務影響を減らしつつコラボレーションを向上させることができます。
Google Workspace 移行のためのテナント検出
■マッピングジョブの優先度変更
Fly の新機能では、最初に実行したいマッピングジョブに優先順位を付けることができるため、移行をより柔軟にコントロールすることができます。実行したいマッピングジョブを選択し、リソースに空きがあれば、それらのマッピングジョブが開始されます。すべてのリソースが使用中の場合は、リソースに空きができ次第、次のジョブを開始します。
キュー内のマッピングジョブに優先順位をつける
■グローバル検索
さらに、必要なオブジェクトを FLY 上で検索する時間が短縮されます!高度なグローバル検索機能 の実装により、複数のプロジェクト、マッピング、タグ、ポリシーを横断して検索することができ、フィルター機能や検索履歴の利用も可能になりました。時間を節約できるだけでなく、データを最適化するための移行を行う際に、より直感的なユーザーエクスペリエンスを提供します。
AvePoint Opus は、ストレージの課題を解決し、プロアクティブなコンテンツ管理アプローチを導入するために必要なすべてを提供する、検出と分析の新機能 を導入しました。
■重複データの検出
検出と分析機能でファイルプロパティに基づく重複分析が可能になり、より包括的なデータ概要を提供できるようになりました。
■レポートの対象除外機能
レポートの対象除外機能により、管理者はレポートに含める最小のサイトサイズを指定できるようになりました。その他のレポートではすべてのデータを含めたまま、一部のレポートでより大きなサイトコレクションへのフォーカスを効率化することができます。
分析においてレポートから除外する項目を定義する新しいステップ
■ OneDrive の検出
OneDrive が検出と分析のデータソースとしてサポートされるようになりました。
OneDriveが分析対象として利用可能に
■ Exchange から SharePoint Online へのコンテンツ移動プロセス
AvePoint Opus は、Exchange から SharePoint Online (SPO) へのコンテンツ移動プロセスを強化する新機能を提供します。この新しい移動ルール は、Exchange から SharePoint Online へコンテンツを移動する際に、よりシームレスで効率的なプロセスを提供し、必要なメタデータが保存され正確にマッピングされることを保証します。
Exchangeコンテンツを新しい場所に移動する
tyGraph のビジュアルが一新され、レポート機能がコンパクトなレイアウトでご利用いただけるようになりました。
強化された Pulse レポート
■レポートのピン留め機能
レポートのビジュアルをダッシュボードにピン留めして、重要な情報に簡単にアクセス できるようになりました。また、独自のカスタムダッシュボードを設定して、分析をすばやく実行できるようになりました。
■ Copilot 導入レポート
Copilot 導入レポート を使用すると、Microsoft 365 Copilot への投資の ROI を評価したうえで導入の進捗を追跡し、組織の変化を評価できます。
Microsoft 365 Copilot 導入レポート
■新しい PowerBI レポート
AvePoint tyGraph が、デジタル成長の旅路にある組織を支援します!tyGraph Pulse では、コラボレーションを強化する 2 つの新しい Power BI レポートが利用可能です。
Collaborative Sharing :OneDrive の孤立した領域から、情報がよりアクセスしやすく、よりインタラクティブな Teams に移行できるコラボレーションの機会を特定します。
Working Out Loud :プライベートなチャットではなく、チャネルでコラボレーションすることの利点を認識するよう組織を後押しします。Teams を活用し、外から見える仕事をするユーザーを増やすことで、組織は知識をより可視化し、見つけやすくし、保存しやすくすることで生産性の向上が見込めます。
今月のアップデート情報は以上になります。
製品アップデートの詳細はリリースノートをご覧ください。
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前回の製品アップデートの詳細はこちらの記事をご覧ください:2024 年 4 月 AvePoint Confidence Platform 最新アップデート情報 – AvePoint Blog