Microsoft 365 での外部共有において考慮すべき 4 つのシナリオ

投稿日: 06/29/2022
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この記事は、無料 eBook「Microsoft 365 と Teams における外部共有とゲスト ユーザー アクセス管理」から抜粋して記載しています。他にも、以下のような内容をご紹介しています。 

外部からの安全なアクセスをサポートするために Microsoft 365 を設定する際、利用できるコントロールがたくさんあります。各企業が外部からのアクセスに対して独自の要件を設定しています。このセクションでは、企業が標準ライセンスを使用して外部からのアクセスに対する要件を設定する方法について、4 つの一般的なシナリオで重要な意思決定ポイントをいくつかご紹介します。 

後述の「カスタム管理」のシナリオ向けに、4 つの異なるワークスペース テンプレートを使用するシンプルな設定を選択しました。 

ワークスペース テンプレート 

内部機密 

内部機密は、財務部門など日常的に機密情報を扱っている社内の部門によって主に使用されます。 

外部機密 

外部機密ワークスペースは、限定されたシナリオでのみ使用され、厳重な監視のもとで使用されます。例えば、法務部門が機密ファイルに関して社外弁護士 (機密保持契約書 (NDA) を締結した限られた人数の外部コラボレーター) と連携して作業を行う必要がある場合などに使用されます。 

外部非機密 

外部非機密ワークスペースは、日常的に機密情報を扱わないものの、外部コラボレーターとして機能する広告代理店などのベンダーと連携して作業を行う部門 (マーケティング部門など) 向けに使用されます。このテンプレートでは、ゲストを制限する代わりに機密情報を制限します。 

内部非機密 

内部非機密ワークスペースは、組織内の日常業務やコラボレーションの標準、または最も多く使用されるワークスペースとなります。 

microsoft 365

部外者と共有する 4 つのシナリオ 

1.オープン シナリオ 

機密情報や制限された情報を扱わず、連携するスピードを重要視する組織向け。 

2.厳格な管理 

機密度が高い情報を日常的に扱う組織向け。外部との共有は、ゲストとの間でのみ行われ、極めて限られたゲストのみが管理者によってのみ承認されます。 

3.一部管理 

外部との共有と情報セキュリティのニーズのバランスをとることを求めている組織向け。 

4.カスタム管理 

「汎用的な」テナント全体を対象としたアプローチが理想的ではない組織向け。カスタム管理を使用して異なる種類のワークプレイス テンプレートを作成できます。これらのテンプレートは、ユーザーによって提供される情報に基づいて自動設定されます。ワークプレイス テンプレートの例は次の通りです。 

  • 内部機密 
  • 外部機密 
  • 外部非機密 
  • 内部非機密 

注記: 非機密のワークスペースに機密データがアップデートされることを防止するため、サードパーティーのソリューションも展開されます。 

部門全体を対象とした外部共有に関する詳細などは、こちらより電子ブック (全文) をダウンロードしてご確認ください! 

※この記事は、米国 AvePoint で 2021 年 3 月 29 日付で公開された記事 “4 External Sharing Scenarios to Consider in Microsoft 365” の内容を日本語訳したものです。 

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