既に 9 月も中旬となりました。皆様、9 月といったら何を思い浮かべられるでしょうか? 「食欲の秋」 という言葉があるように、やはり食べ物でしょうか。それとも十五夜に秋の美しい月を堪能する月見でしょうか。しかし、実は意外なことに、9 月は引っ越しのハイ シーズンでもあります。今回の記事では、IT 業界における 「引っ越し」こと プラットフォーム / データ移行、特に Slack Teams 移行 について、わかりやすく解説させていただきたいと思います。
移行 = データ引っ越しの準備が大変な理由とは
引っ越しの準備はなかなか大変です。これは、「よくわからないけど決めなくてはいけないこと」 がとても多いからでもあります。
段ボールは何個必要? トラックのサイズは? 箱詰め時間はどのくらい必要? そもそもこの家具は新しい家に入るのか? 引っ越したら引っ越したで、新しい家の間取りに慣れるまでどのくらいかかるのか? 家族全員、本当に大変です。
引っ越しは、この意味でデータ移行と共通点がとても多いように思います。
全体のデータ量は具体的にどれだけ? 移行の設定にかかる時間はどのくらい? そもそも、移行先の新環境でこのファイルは使えるのか? 新しい環境をみんな使ってくれるのか?
Slack や GDrive から Teams への移行で頭を抱えがちな理由とは
そして、完全に違う種類の環境に移行するとなると、話はさらに厄介になります。
旧バージョンから新バージョンの SharePoint へ、Microsoft Teams をひとつのテナントから別テナントへ、などの移行はまだそこまで難しくないのですが、移行先が全くの別環境 (GDrive や Slack から Microsoft Teams へなど) となると、「何が移行できて、何が移行できないのか」「どう準備を進めればいいのか」 と、頭を抱えてしまう IT 部門の方も多いのではないでしょうか。
2001 年からグローバル規模で、情シス不在の高校 から 数万人規模の大企業 まで多種多様な移行をサポートしてきた & 最近とてもホットな Microsoft Teams 向けのツールを数多くそろえている AvePoint は、このようなお悩みの解決に役立てるよう、日々新しい製品や機能の開発に取り組んでいます。
その中でも今回は、クラウド間移行ツールの FLY (フライ) で最近お問い合わせの多い 「Slacks から Teams への移行」、特に会話の移行についてご紹介したいと思います。
まずは移行データ量の把握。
まずは 「引っ越し準備の手数見積もり」 です。FLY の 移行前レポート機能 を使用すれば、Slackチャネル数や合計サイズが、画面上でわかりやすく表示されます。
また、詳細レポートはエクスポートもできます。各チャネルのサイズなどを知りたい場合はこちらが便利です。
次に、移行の設定。
「移行の設定」 という名前だけを聞くと 「難しそう…」 とお考えになる方もおられるかと思いますが、要は引っ越しでいうと 「箱詰め」 にあたるステップです。
FLY では、移行元 Slack のチャネル名と移行先 Teams のチャネル名を指定するだけの簡単操作で完了できます。
簡単な操作ですが、自動マップ ボタンをクリックすればさらに簡単です。自動で名前をスキャンして、同名のチャネルがあればマッピングし、なければ新規チームとして表示します。
Slack チャネル一単位をチーム一単位として作成することも可能ですし (赤枠)、複数の Slack チャネルをチーム内のチャネルとして作成することも可能です (青枠)。
ちなみに Slack にもパブリック/プライベート チャネルの区分がありますが、これはそのまま Teams でも、パブリック チームとプライベート チームとなります。
ここまで設定できれば、あとは [実行] をクリックするだけで移行が開始されます。
最後に、移行結果の確認。
それでは、実際に Slackデータがどのような形で移行されるのか見てみましょう。
下の図が移行元 Slack の画面です。メッセージとファイルが表示されていますね。
これが Teams に移行されると、どう見えるのでしょうか?
こうなります!
チャット履歴は HTML として、ファイルは移行前と同じ形式で、Microsoft Teams のドキュメント ライブラリに保存されます。
HTML ファイルの中身も見てみましょう。
ご覧のとおり、会話内容がきちんと移行できています。リンクをクリックすると、ファイルも問題なく開けます。
おわりに・Slack から Teams への移行、FLY ではじめませんか?
Slack から Teams へと、ユーザーの頭を切り替えるのはツールではさすがにどうにもなりませんが、移行すること自体のお悩みは、FLY で解消できることがお分かりいただけたら幸いです。
ただし、実際に移行プロジェクトを実行する際には、スピードやエンド ユーザーへの影響など、不安に感じられるポイントが各種あるかと思います。可能な限りそのご不安を解消できるよう努めますので、どうぞお気軽にご相談ください!
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