2023年8月の AvePoint Confidence Platform アップデートが行われました。
今回のリリースでは、AvePoint Confidence Platform は、セキュリティ、インサイト、自動化、ガバナンスに特化した新機能リリースや機能改善を行いました。
それでは早速 2023 年 8 月の主なアップデートを見ていきましょう。
AOS 機能アップデート詳細
■Power Platformの管理強化
今回のリリースでは、アプリやフローの名前や Power BI の更新履歴の詳細とフィルター機能が追加されました。
■ワークフロー条件の追加
「Power BI ワークスペースが作成されたら」、「Power App 作成者が無効化されたら」、「環境とアプリの最終更新日時」といったワークフローのトリガーなど、Power Platform に関連するワークフローの新しい条件が利用可能になりました。
■Microsoft 365 管理の簡素化
Microsoft 365 グループや Teams のメンバーシップと所有者の一括変更、共有チャンネルのメンバーシップ作成と管理をCSV ファイルを使用して効率的に行うことが可能になりました。
■Teams 通話管理強化
ポリシー管理の対応拡張とより柔軟なコールフローオプションにより、Teams 通話管理が強化されました。
■Power Platform 環境向け運用ガバナンスフレームワークの拡張
各環境に関する主要なガバナンスの詳細を取得し、自動化されたプロセスで各環境の情報を最新の状態に保ちます。
環境には、プライマリおよびセカンダリの連絡先、棚卸プロファイル、およびカスタムメタデータが関連付けられるようになりました。環境の棚卸を確実に完了するために、新しいステージプロファイル機能が追加され、 複数のステージのユーザーに更新タスクを割り当てることができるようになりました。
■動的サービス リクエスト フォームのカスタムメッセージ
動的サービスリクエストフォームのカスタムメッセージが利用可能になりました。管理者は、動的サービス リクエストフォームで、エンドユーザーにどのような選択をすればよいかを通知したり、追加のガイダンスを提供したりするためのオプションが強化されました。リクエストフォームに配置できる「要求者へのメモ」オプションが追加され、ユーザーが適切なサービスをリクエストし、正しい情報を入力できるよう、リクエスト中にガイダンスを提供することができます。
■新しい承認プロセスフレームワーク
今回のリリースでは、組織の幅広い承認要件に対応するため、より柔軟で強力な承認プロセスを 導入しています。
■動的サービスの追加
動的サービス リクエストフォームで利用可能な新しいサービス タイプが追加されました。
■API認証プロファイル
パブリック API を活用して Cloud Governance とシステムを統合しているお客様向けに、新しい API 認証プロファイルが追加されました。API コールは、生成された API トークンがアクセスを許可された定義されたサービスセットにスコープすることができ、その結果、その API トークンのセキュリティでトリミングされたサービスカタログのみが生成されます。
■検索エクスペリエンスの向上
AvePoint Insights for Microsoft 365 では、共有リンク、ゲスト アカウント、検索結果のレポートが簡素化・統合され、オブジェクト ベースとサイト ベースのビューが 1 つの包括的なリストに統合されるなど、検索エクスペリエンスが向上しました。
■スキャンジョブの概要確認
さらに、フルスキャンジョブの詳細ページでは、フルスキャンの完全な概要が表示される ため、どのサイトがスキャンを完了したかを簡単に確認でき、まだスキャンが進行中のサイトがいくつあるかを知ることができます。
AvePoint Cloud Backup
■カバレッジ レポートの強化
今回のリリースでは、バックアップやそのステータス、その他の詳細について、より深く理解できるよう設計されています
■ジョブ分析レポートの強化
新しいジョブ分析レポートでは、リストアの成功率、期間、リストアされたデータ量などの詳細情報にアクセスできるようになりました。バックアップ・リストア操作の包括的なビューを提供することで、データドリブンの意思決定と効率化を促進します。
■OneDrive ファイルのデータ復元オプション追加
OneDrive ファイルを Teams および SharePoint Online サイトに直接復元するオプションが追加され、データ復元プロセスの柔軟性が向上しました。
■Teams チャットのバックアップの API 選択
Graph API と Teams Export Model B API の 2 つの API から Teams チャットのバックアップを選択できるようになり、費用対効果と追加機能のバランスを取りながら、ビジネス要件と予算に最適なソリューションを選択できるようになりました。
■監査レポートの機能強化
ユーザーが結果をフィルタリングして複数の組織を一度に表示できるようになり、保護されている Salesforce 環境をより完全に把握できるようになりました。
■ゴミ箱からの復元
レコードがごみ箱に存在する場合に、レコードを復元できるようになりました。
■Google Classroomをサポート
今回のリリースでは、Classroom 環境の 「お知らせ」、「授業」、「メンバー」、「採点」、「ドライブ」 を サポートし、個々のオブジェクトまたはクラス全体のレベルでのバックアップとリストア機能を提供します。
■ストレージ オプションの拡張
新たに IBM Spectrum Protect – S3 と IBM Cloud Object Storage が BYOS ストレージ・オプションとしてサポートされるようになりました。
■サポート言語の追加
Cloud Backup for Google Workspaceはフランス語とドイツ語で利用できるようになりました。
■名称変更
Cloud Backup for AzureはCloud Backup for IaaS + PaaSとなり、Infrastructure as a Service(IaaS)とPlatform as a Service(PaaS)の両方のバックアップを包括的にサポートします。
■Amazon EC2 をサポート開始
Amazon EC2 インスタンスのサポートが一般利用可能になり、これらのデバイスのバックアップ、インプレース・アウトオブプレースのリストア、さらに EC2 のバックアップ・リストア操作の可視化ができるダッシュボードとレポート機能が強化されます。
■ホーム画面のダッシュボード強化
ホーム画面上の新しいダッシュボードでは、ジョブのステータス、最新のアクティビティ、バックアップ.リストア ジョブのサマリー、ストレージ メトリクスなどの機能とともに、カスタマイズ可能なフィルター、詳細なジョブ情報、リアルタイムのアラートなど、複数のクラウド・プラットフォームにわたるリアルタイムの洞察を提供します。
■バックアップジョブの監視強化
Cloud Backup for Dynamics 365 はパブリック API をサポートし、ジョブの種類、開始時間と終了時間、成功または失敗したオブジェクトの数など、バックアップジョブのステータスとパフォーマンスの監視を強化しました。
■監査データのバックアップ頻度のコントロール
監査データがバックアップされる頻度をユーザーがコントロールできるようになりました。監査データをバックアップしないことも可能で、その場合他のジョブのパフォーマンスが向上します。
■Power BIレポートの復元に対応
ReCenterは、Power BIレポートを元の場所に直接リストアできるようになりました。リカバリプロセスを迅速化し、ビジネスの中断を最小限に抑えることができます。この機能は現在、Power BI レポートのインプレース・リストアで利用可能です。
■Google Drive への対応
Gmail に加え Google Drive が Google Workspace 移行の対象に追加されました。今回のリリースでは、Google Drive オブジェクトを SharePoint Online、OneDrive for Business、または Teams SharePoint サイトに移行できます!
■スクリプトによる自動化
Fly ではスクリプトによる自動化も可能になりました。自動化は、大量のデータを扱う積極的な移行プロジェクトのスケジュールを達成する上で非常に重要な機能です。Fly では、SharePoint Online、Exchange Online、Teams、Groups、そして今回のリリースでは OneDrive と Teamsのチャット移行など、さまざまなタスクをスクリプトで自動化できるようになりました。
■AI によるコンテンツ分類
AIを活用したコンテンツ分類機能の提供を開始しました。組織がコンテンツを効率的、正確、かつ大規模に分類する方法を変革します。これにより、手作業の必要性が減り、時間が節約され、従業員はより戦略的な業務に専念できるようになります。AvePoint の AI を活用したコンテンツ分類は、時間の経過とともに学習し続け、ビジネスにおけるコンテンツやコンテキストの変化に適応し、コンテンツが常に正確に分類されるようにします。
■ストレージ最適化
新しいストレージ最適化モジュールがプライベート・プレビュー・モードで利用可能になりました。新しく更新されたインターフェイスを特徴とするストレージ最適化モジュールは、ホストされたストレージまたは BYOS ストレージのいずれかにコンテンツをアーカイブし、ユーザーまたは管理者がそのコンテンツを復元するためのオプションを備えています。
このモジュールにより、組織はコンテンツの監視を維持しながら、より安価な保存場所にコンテンツをアーカイブするルールを作成することができます。
■手動レビューの改善
承認プロセスの各段階でユーザーに送信し、展開できるカスタマイズされた電子メール通知の新しいオプションと、レビューのためのレコードページをフィルタリングする機能により、手動承認レビュープロセスを強化しました。
■共有センター機能追加
共有センターは、ユーザーがプロジェクトに関連しないファイルを共有するための中心的な場所です。ファイルは Confide ユーザーと共有者だけが利用できる安全な場所にあります。
共有センター へのアクセス権を持つユーザーは、共有したいコンテンツの管理、他者とのコンテンツの共有、共有権限の管理、共有されたコンテンツの閲覧が可能です。
今月のアップデート情報は以上になります。
製品アップデートの詳細はリリースノートをご覧ください。
Account Portal では最新の英文ユーザーガイド、リリースノート、ハウツービデオ、無料トライアルなど、さまざまな情報を入手することができます。
原文:AvePoint Confidence Platform: August Updates Advance The Digital Workplace
前回の製品アップデートの詳細はこちらの記事をご覧ください:2023年6月の AvePoint Cloud 最新アップデート情報 – AvePoint Blog
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