AvePoint Confidence Platform の12月アップデートが実施されました!
本ブログでは、2023年12月にリリースされたセキュリティ、インサイト、自動化、ガバナンスの新機能や改善された機能をご紹介します。
■Cloud Governaceとの統合強化
Power Automate のクラウドフローは、Cloud Governance で作成した内容変更プロファイルと連絡先の指名プロファイルで管理できるようになりました。さらに、アプリと環境に加えて Power Automate フローに対してワークフロートリガーを適用した管理自動化が実施できるようになりました。トリガーは内容変更日時や内容変更のフェーズ、フローのメタデータの変更を監視し、より複雑なワークフローをサポートします。
■接続(コネクタ)ダッシュボード
新しい接続(コネクタ)ダッシュボードで、接続の使用状況とステータスを監視できるようになりました。このダッシュボードでは、テナント、コンテナ、親環境、名前、タイプ、およびステータスごとに分類された主要な統計情報サマリーにより、利用状況の洞察を提供します。
■Power Platform DLP 分析と違反レポート
データ損失防止(DLP)ポリシーの影響分析が可能になり、DLP ポリシーを適用する前に環境内のリソースへの影響をプレビューできるようになりました。DLP ポリシーが設定されると、EnPower からアプリとフローの所有者に違反を通知する新しい自動通知システムを提供します。
■Power Automate の棚卸
Power Automate フローに内容変更プロファイルを適用できるようになりました。これにより、フローのライフサイクル管理を行い、フローの連絡先、アクセス権限、メタデータが最新の状態に保たれます。エスカレーションプロファイルも利用でき、フローを担当する適切なユーザーが内容変更タスクを完了できるようにします。
■ Power Platform の機能強化
以下の新機能により、Power Platform のガバナンス自動化機能を強化しました。
– Power BI ワークスペースと Power Automate フローの手動インポート
– Power Platform 環境、Power BI ワークスペース、Power Automate フロー の連絡先の指名プロファイルの追加
– Power Apps 内容変更(棚卸)のためのステージプロファイルのサポート
■ワークスペース内容変更(棚卸)ガイダンス
今回のリリースでは、内容変更(棚卸)の完了と正確性を保証するために、内容変更プロセスの各ステップをより理解しやすくするためのエンドユーザーガイダンスを強化しました。内容変更プロファイルガイダンスは、Microsoft Teams、M365 Groups、SharePoint サイトで利用可能で、お好みの言語で作成可能です。
■動的サービス
サイトコレクションライフサイクル、ゲストユーザーライフサイクル、連絡先変更サービスなど、動的サービス申請フォームで利用できる動的サービスタイプが追加されました。
AvePoint Policies
■カスタムメールテンプレート
管理者やエンドユーザー向けにグローバルレベルとルールレベルのカスタム メールテンプレートを作成し、異なるメールテンプレートを異なるルールに割り当てることで、より正確な(または企業固有の)エンドユーザーガイダンスを行うことができます。
■編集権限付きリンクの共有制限
新しいルールでは、特定のユーザーによって作成された、または特定のユーザーと共有された編集権限のあるリンクの共有を制限できるようになりました。また、これらのリンクが全員または匿名で共有されている場合は即座に削除し、特定のユーザーを対象としている場合はリンクを「表示」に格下げすることができます。
■サイト所有者数の制限
新しいルールによって、サイトごとに所有者の数を設定できるようになりました。
AvePoint Insights
■データインサイトのナビゲーション強化
管理者は、Insights で設定した機密条件に一致する高リスクのデータをハイライト表示するかどうかを設定できるようになりました。この機能により、管理者は誤検知を迅速に排除し、さらなる対策が必要かどうかを判断できます。
■サイトおよびファイル所有者の手動レポート
Insights ダッシュボードから直接、ドキュメントやサイトの所有者に手動で権限レポートを発行できるようになりました。これにより、セキュリティ管理者が専門家でなくても、潜在的にセンシティブなコンテンツのレビューを迅速かつ簡単に依頼できるようになりました。
■リスク分析の機能強化
リスク分析では、各ワークスペースに組み込みのビューが提供されるようになり、全てのビューの下にタイルで表示されます。フィルター条件の設定、新しいビューの保存、お気に入りとしてビューを追加することが可能です。さらに、リスク分析の詳細情報ページでは、個々のレコードレベルでの権限、統計、アクティビティ、詳細を表示することができ、個々のレコード内で何が起こっているかを理解するために必要なツールを提供します。また、Insights では詳細レコードをエクスポートするための新しい Web API を提供します。
AvePoint Cloud Backup
■最適化されたリストア体験
Cloud Backup は、異常なアクティビティがあるオブジェクトやランサムウェア攻撃の可能性があるオブジェクトに対して、最適化されたリストア体験を提供します。
■ハイブリッド バックアップ モード
アプリプロファイルによる制限にお困りの場合に、新しいハイブリッド バックアップ モードで適切な権限を持つサービスアカウントを構成することで、より包括的なバックアップ・ソリューションをご利用いただくことが可能です。
■メールボックスの復元可能なアイテムのバックアップと復元
メールボックスのバックアップが拡張され、メールボックスの復元可能なアイテムのバックアップと復元が可能になりました。プライマリメールボックスだけでなく、削除、消去、ディスカバリーホールドのサブフォルダなどのアイテムもバックアップ対象になります。
■ストレージコストの最適化
さらに、BYOS (Bring Your Own Storage) オプションをご利用のお客様向けに、ストレージコストを最適化するインテリジェントな階層化ロジックという画期的な機能が導入されました。
■メタデータ監視アラート
Salesforce メタデータの変更が通知されるようになりました。
■ バックアップ範囲のカスタマイズ
バックアップジョブから任意のオブジェクトタイプを除外するためのバックアップ範囲のカスタマイズを増やすことができるようになり、特定のニーズにより近いプランを作成し、バックアップジョブのパフォーマンスを向上させることができます。
■フィルタリングオプション
サンドボックスのシーディングテンプレートを作成する際に、シーディングプロファイルに追加するオブジェクトの範囲を絞り込み、テスト環境のスピンアップにかかる時間を短縮するためのフィルタリングオプションが追加されました。さらに、レコード ID を CSV ファイルでインポートして、オブジェクトをプロファイルに一括追加できるようになりました。
■API 使用状況レポート
API 使用状況がリアルタイムで表示され、実行中のバックアップ・ジョブと完了したバックアップ・ジョブの両方が含まれるようになりました。
■GDPR コンプライアンス機能の向上
忘れられる権利の要求に対して、対象者のアクセスおよびデータ削除リクエストに対応する際、複数のユーザーデータを同時に削除できるようになりました。
■ストレージオプションの拡張
AvePoint がホストする Amazon S3 ストレージを、Cloud Backup for Google Workspace のデフォルト ストレージ オプションとして利用できるようになりました。
■アカウント管理設定
カスタム権限スコープを持つ権限グループを作成できるようになりました。グループ内のユーザーがグループ権限を自動的に継承し、監査機能や地域操作の委譲、リストア機能のよりきめ細かな制御が可能な役割ベースのアクセスを設定できるようになりました。
■サインイン ログと監査ログのバックアップとエクスポート
詳細な分析のためにサインイン・ログと監査ログのバックアップとエクスポートがサポートされました。バックアップとエクスポートのみがサポートされ、リストアはサポートされません。
■Microsoft Entra ID サービスの拡張
ユーザー、グループ、管理ユニット、アプリケーション、デバイスの拡張属性のバックアップとリストアが可能になりました。これにより、Entra ID エンティティのすべての側面がデータ復旧プロセス中に保存されることを保証し、より強力で柔軟なサービスを提供します。
■標準の Azure SQL バックアップの監視と設定
マイクロソフトが標準で提供するバックアップ機能で取得した Azure SQL データベースのバックアップとリカバリ ポイントを簡単に監視し、特定のリカバリ ポイントを選択してリストアできるようになりました。なお、バックアップは標準の Azure SQL バックアップ サービスによって実行されるため、AvePoint はバックアップ データを保持しません。
■ストレージオプションの拡張
トライアル版とエンタープライズ版の両方において、AvePoint がホストする Amazon S3 ストレージをデフォルト ストレージ オプションとして利用できるようになりました。
■分類機能の強化
カスタマイズしたカラーカテゴリを割り当てることで、マッピングとマッピングエラーを分類できるようになりました。
■監査ログ機能
新しい監査ログにより、ユーザーは移行実行者によってどのようなアクションが実行されているかを確認することができる。
■移行機能の強化
SharePoint の移行を実行する際に、ネイティブの SharePoint リストフォームを置き換えた Power Apps を移行できるようになりました。
■ストレージ最適化:検索機能の改善
コンテンツ ソース ツリーをサイト コレクションURLで検索できるようになりました。
■情報ライフサイクル:手動承認プロセスの強化
・アイテムが却下された場合、クイック コメントを追加できるようになりました。管理者は、ユーザーが一貫性を保つために選択できる却下理由の標準セットを設定することができます。さらに、管理者はいつコメントが必要かを指定できます。
・審査記録ページの各ページに100件まで表示可能になり、1ページでより多くの項目を確認し、アクションを起こせるようになりました。
・既存のテンプレートをコピーして新しいテンプレートを作成できるため、手動承認メールの作成がより簡単になりました。
・Waiting for Disposal ページでは、複数のページですべてのレコードを選択できるようになりました。
今月のアップデート情報は以上になります。
製品アップデートの詳細はリリースノートをご覧ください。
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前回の製品アップデートの詳細はこちらの記事をご覧ください:2023年10月 AvePoint Confidence Platform 最新アップデート情報 – AvePoint Blog
★AvePointのコラボレーション推進に関する製品紹介と事例はこちらから琉球大学様
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AvePoint Cloud Governance (アブポイント クラウド ガバナンス)
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